2019年度ブログ

カテゴリ:今日の風景

大山先生からのメッセージ

さぞ、心のこもった閉校式だったことでしょう。
その場にいて、須釜中学校の皆さん、校舎と歴史の1ページを刻む空気を一緒に吸いたかったなあと思いました。
先日2学期末、突然に訪問させて頂いた折り,記念誌の原稿等準備の一端をを見せていただきましたが、想像もつかない準備の量、本番を迎えるまで連日のご苦労だと、遠くマレーシアから思いをはせていました。お疲れ様でした。

連日、マレーシアの現地新聞・ニュースでも、日本のコロナ感染の様子は報道されています。
マレーシアでは、先週から国内感染者は22名で、うち中国武漢関連者が16人と報道されていますが、どこまで実数を把握しているのか、公表しているのかはわかりません。
隣国シンガポールでは感染拡大でアジアでも有数のコロナ感染者数の出現、国を挙げての感染拡大防止の取り組みの様子が伝わり、タイでは日本旅行から帰国したタイ人、そして日本人の感染者が確認されタイ日本人学校での生徒の感染も伝わってきました。
現在は、日本からの渡航者には、特に健康チェックや渡航・入国制限はありませんが、その2カ国に挟まれたマレーシアですので、今後どのような対応が取られるか予想できません。日本への渡航に際し、マレーシア人の渡航制限もかかってくるかもしれません。
幸いにも、今日まではクアラルンプール日本人学校での園児・児童・生徒の感染者はまだ出ていません。
学校挙げて予防に努めていますが、日本同様、マスクは売り切れ、消毒用アルコール類も入手が難しくなっています。
夕方の安倍首相の国内諸学校の休校要請ニュースを受け、同様の要請がここ日本人学校にも伝達され、金曜日に最終判断です。
来週初めに予定されている卒業式、同様に小学部・幼稚園の卒業・卒園式、修了式までの期間の対応も決定されます。
場合によっては、転校・本帰国する予定の児童・生徒は、明日が最終登校日になるかもしれません。
さらに、3月に任期を終え日本人学校から帰国する先生方や、4月に新規派遣される先生方の動向にも影響があり、今後の予定が見えない状況です。先生や子供たちを迎える新年度にも大きく影響を与えます。

福島県内でもダイヤモンドプリンセス号の感染者受入病院、コロナ陰性の関係者のニュースや、スポーツイベント自粛、卒業式や公立校入試の対応のニュースを見ました。
まだまだ予断を許しませんが、他の都道府県の教育委員会の対応のニュースを聞く度に、緊張感が伝わってきます。
どうぞ、須釜中の生徒、先生方も健康管理にはくれぐれも細心の注意を払って、この時期を乗り越えられるよう願っております。
受験を控えた3年生の体調管理、1・2年生にもどうぞ十分に気をつけて統合準備を進めてください。
一日も早いコロナ感染の終息を願わずにはいられません。

JSKL中学部
大山博文