学校の日々の様子

2025年6月の記事一覧

【校長室日誌】6/10 不審者対応訓練

本日は、校舎内に不審者が侵入したことを想定しての「不審者対応訓練」を行いました。多摩中央警察署職員3名にご協力をいただき、実際の場面を想定して、本格的に実施いたしました。署員の方に不審者役をお願いして、教職員が校舎内を徘徊するのを防ぐ形で行いました。授業中の子供たちには、不審者侵入の「合言葉」を校内放送で知らせました。教室の入口を施錠し、教室内が見えないようにして、静かに待機してもらいました。訓練終了後に、子供たちには以下のようなお話をいたしました。その後、中休みの時間を利用して、写真のように教職員研修を実施いたしました。「備えあれば患いなし」と言いますが、本番が来ないことを今回の訓練を通して切に願うところです。

お話を聞く姿勢はできているでしょうか。本日の避難訓練、お疲れ様でした。皆さんが静かに、落ち着いて、先生たちの話をよく聞きながら行動できていたことは、とても立派でした。命を守るための大切な訓練を、しっかり取り組んでくれて、とても嬉しく思います。さて、今日の訓練は「不審者対応訓練」でした。「不審者」というのは、学校の中や外で、みんなにとってあぶない行動をする人のことを言います。もちろん、ふだんの学校生活でそういう人に会うことはめったにありません。でも、いつ・どこで・誰が、そういう場面に出くわすか分からないので、もしものためにこうした訓練をしています。そこで、皆さんに覚えていてほしいことが3つあります。
1つ目は、「自分の命を守るために動くこと」です。先生の話をよく聞いて、あわてずに、安全な場所へ行くこと。ときには「逃げる」「隠れる」「大人に知らせる」ことも、とても大事です。
2つ目は、「 怖い時は大きな声を出してもよい」です。もし外で危ないなと思う人に近付かれたときは、「助けて」と大きな声を出して逃げてください。声を出すことは、自分を守る大切な方法です。
3つ目は、「困った時は一人で我慢しない」です。もし、怖い思いをしたり、何か気になることがあったら、すぐに先生やお家の人に話してください。どんな小さなことでもかまいません。大人はみんな、皆さんを守るためにいます。
皆さんの命は、世界でたった一つしかない、とても大切な、かけがえのないものです。だからこそ、こうした訓練を真剣に行い、いざというときに「自分で考えて行動できる力」を付けていきましょう。今日の訓練でできたことは、これからの毎日の中でも生かすことができます。これからも安全に、元気に、学校生活を送ってください。先生からのお話は終わります。