郷土資料館1 郷土資料館2

郷土資料館3

多摩第三小学校には、多摩の昔の様子が描かれている絵やスライドもあります。
原画は、伊野一雄さんによるもので、およそ200枚の絵をcd-romに保存しています。
それぞれの絵には、細かい解説もついています。

絵は、1.米作り 2.燃料(薪、炭、落ち葉) 3.肥料 4.子どものくらし(遊び他)
5.村の行事 6.村のたたずまい 7.家でのくらし(社交、行商他) 8.養蚕 
9.農閑期の仕事(夜なべ他) 10.教育と学校 11.その他の作業 に分類されています。
参考にいくつか紹介します。
京王・小田急線 永山駅~多摩センター駅付近の風景
 左手が永山、右手に瓜生・貝取が広がっています。乞田川が、丘のすその部分を縫うように蛇行して、右から左に流れています。水車も見え、乞田川には丘から貝取川も流れこんでいます。左手に見える鳥居は乞田の八幡様で、そばに処仁学校の校舎がありました。
   
多摩尋常高等小学校と村役場
 昔の処仁学校、兆民学校、向丘学校を統合して、明治45年(1912年)、現在の多摩市役所のところに多摩尋常高等小学校が作られました。そのため、処仁学校は第一分教場(分校)、兆民学校は第二分教場(分校)、向丘学校は廃校となりました。手前に見える橋は、御幸橋です。
   
凧上げ
 電柱など全くない広場で、のびのびと凧上げをしています。凧は自分たちで竹を切ってひごを作り、思い思いに仕立てました。
   
どんど焼き(せえの神)
 村では「せえの神」といいました。カシの枝の先に餅をさして火にくべて焼き、それを食べると無病息災といわれました。お互いに交換して食べたりもしました。
   
めかご(めかい)作り
 冬の夜なべの仕事として、めかごを作りました。家族中でめかご作りに励む家もあり、かなりの現金の収入がありました。