日々の様子

2025年7月の記事一覧

アントレプレナーシップ教育

多摩市の小中学校は、持続可能な社会づくりを掲げ、ESD(持続発展教育)に力を入れています。

ESDのベースは、なんといっても環境教育です。

なぜならば、地球環境の悪化が起点となって「持続可能な社会づくり」が不可欠であるというストーリーが国連で重ねられてきたからです。

連光寺小学校では、そのESDの延長線上に、令和4~5年には生活科・総合的な学習の時間におけるSDGsの子供たちの捉え方について研究を深め、令和6年~はアントレプレナーシップ教育への昇華を研究しています。

アントレプレナーシップ教育とは、年度当初の保護者会でもお話しさせていただきましたが、これからの社会に生きていく子供たちが、どんな社会を創っていけばよいのかといったイメージや構想を持ち、その思いを熱くするとともに胸に刻んで成長していくことができる人材育成を指します。

読み書きそろばんがでるといった基礎教養のもとに、明日の世界を思い描く壮大な教育活動です。

 

今朝、早く登校した6年生の女の子と、こんな会話をしました。

「先生、暑くて暑くて、厳しいですね。」

「そうだよね、特に帰り道は遠いし上り坂だし一番暑い時間帯だし、毎日大変だよね・・・。」

そのうち夏休み伸びるんじゃない?って思います」

「そうそう!先生もそう思っているところ」

「フランスでは休校になったみたいですね」

「ニュースでスペインやポルトガルも40℃以上あるって言ってたよね」

 

この会話、まさにアントレプレナーシップです。

尋常でない暑さ → 毎年それがひどくなっている → 登下校がきつい → そのうち登下校も危険という暑さになるのでは → 夏休みを伸ばさなければ生活が危険・・・

つまりは現状を捉え、近い未来を想像し、どう対処すればよいかを考え、予測する。

決断する立場、実行できる立場であれば、迷うことなく実施する。

そんな人間を育てていく教育。

最近ではコンプライアンスがよい例ですが、すべてが決して現状のままでよいわけではないのです。

よりよくしていこう、理想の社会に近づけよう、持続可能な社会を創ろう、そういうことです。

 

私見ですが、夏休みの延長という風潮になるのもそう遠くない将来の気がします。

南京玉すだれサークルの放映について

先日、南京玉すだれサークルの活動の様子を多摩テレビが取材に来ました。

その様子が、スクール通信で放送されます。

ご覧ください。

 

放送局 多摩テレビコミュニティチャンネル(111ch)

番組名 「スクール通信」(12分)

放送日 7月6日(日)~7月12日(土)

時間帯 日~土 ①7:15~  ②12:30~  ③17:10~  ④21:30~

1年生 七夕飾り と 図書室盛況

1年生は本日生活科で水遊びの予定でしたが、朝方雨が降ったりやんだり、あわせて雷注意報も出ていたため、金曜日に延期することにしました。

昨日夕方からの天候不順も頭によぎりました。

中休みころには晴れ間が差して気温も上がってきたので、取り越し苦労となってしまいましたが、用心に越したことはありません。

そのかわり、金曜日に行う予定だった七夕飾りを今日作ることにしました。

あさイチで竹を設置しておいてよかったです !(^^)!。

 

さてさて、せっかくですから、短冊を少し覗いてみましょう。

どんな願いが書かれているでしょうか。

  

 

 

ちょっとホロっとさせられるものもありますね。

2年生の方も飾り付けが出来たら紹介します。

 

一方こちらは、写真を撮った足で立ち寄った図書室。

昼休みは気温が37℃を越えてしまっていたので外遊びができなくなったこともあって、図書室は盛況でした。

「人数すごいね」と声にすると、4年生の子が「いつもはもっといるよ」と教えてくれました。

畳コーナーを作るし、マンガもたくさん入るよと話すと、とても楽しみにしてくれました。

そんな子供たちの喜ぶ顔が早く見たいです。

飼育委員会集会

今朝の全校集会は、飼育委員会の担当でした。

毎年この時期に学校飼育動物の紹介をして、子供たちに再確認してもらうのがねらいです。

 

クイズ形式で、好きな食べ物やあげてはいけない食べ物を紹介していきます。

 

 

また、時節柄、ヤギやうさぎは、暑さと寒さ、どちらが苦手でしょう?というクイズも。

 

ちなみにどちらも暑さが苦手です。

 

ヤギの方はこの時期、校内で一番涼しいところである校舎裏側に繋ぎ、ネッククーラーも装着!

うさぎは、夏場と冬場、24時間エアコンONで過ごしています。

 

最後に、飼育委員会の仕事内容も紹介されました。

5,6年生になって飼育委員になると、当番の日は朝7:50に集合して活動を始めるため、早く学校に来る癖がつく!なんて特典を紹介していました(笑)。

 

集会後はちゃんと反省。

 

飼育委員会の皆さん、ご苦労様でした。

5年生 谷戸田の生き物観察

昨日、5年生が谷戸田の夏の生き物について観察に生きました。

里山の自然環境を肌で知るうえで、欠かせない本物との出会いの体験です。

この活動には、東京都動物園協会にもご協力していただいており、昨日は、葛西臨海水族園、上野動物園、井の頭動物園から職員の方々が駆けつけてくださいました。

専門家の解説をもとに自然観察なんて、とっても贅沢です(笑)。

 

心配していたのは唯一暑さ。

もちろん熱中症計を持参し、できるだけ日陰での活動とし、生き物探しについては陸を10分、水辺を10分と限定して行いました。

1時間目に1組、3時間目に2組が実施です。

まずは本日の流れの説明。

 

そして、陸と水辺の二手に分かれて、それぞれ専門家がついて、生き物観察及び捕獲です。

 

 

 

バッタやトンボ、オタマジャクシ、シュレーゲルアオガエル、アオダイショウ・・・様々な生き物が見つかります。

珍しい系では、キイトトンボ、タイコウチ、アカハライモリ、オオスズメバチなど、絶滅危惧種に近いものも普通に生息しています。

谷戸田は本当に豊かな自然です。

 

 

 

一旦学校に持ち帰って、涼しい理科室で解説を聞きながらじっくりと観察をしました。

 

ちなみに2組が帰ってきたときの校庭の温度は36.8℃。

湿度が低かったので、暑さ指数は30℃でまだ厳重警戒レベルでしたが、厳しいですね・・・。

 

そして3時間目に行った2組には、帰りがけミッションを・・・。

生き物観察をしている間に切り出した細い竹を、学校まで運んでもらいました。

何に使うかというと、、、

 

今朝設置しました。

 

1,2年生用の七夕に使うために切り出し、運んでもらったものです。

5年生の皆さんも、1,2年生の頃、こうして高学年の人たちが運んでくれていたのです。

 

脱線してしまいました。

東京都動物園協会の皆様、わざわざ出向いての生き物観察の解説、ありがとうございました。感謝申し上げます。