日々の様子

2025年7月の記事一覧

よもぎが天に召されました

2月に大学病院で手術を行ったやぎのよもぎくん。

その様子はホームページでもお知らせしていました。

02.10 ヤギの体調不良

02.14 ヤギのよもぎくんのその後

03.12 よもぎ、おかえり

 

その後、新しい尿道に詰まりが出ないか毎日観察しつつ、おしっこの出が悪くなったり、膿が出てしまったりと、一進一退を繰り返しつつ、獣医さんにも診ていただきながら過ごしていました。

夏休みに入り、また尿が出なくなってしまいました。

以前治療したように尿道を物理的につついて貫通させることで尿を出そうと試みましたが、化のうした膿が固まっていて?なかなか開通しません。

その尿道口の固まりを除去するために、麻酔を打ち、治療をしましたが、翌日にはその固まりがまた出現。

膀胱炎や膀胱破裂に至ることも懸念されるので、切開して尿道を開通させることにします。

二日続けての麻酔になりますので弱めに打ちましたが、効き目が今一歩のようで処置を痛がります。

仕方なく、もう一回弱めに打ちました。

処置が終わり、麻酔から覚め始め、首を動かし始めもう覚めるかなと思っていた矢先、呼吸がやや荒くなりその後眠るように息を引き取りました。体力的に厳しかったのでしょう。

たまたま来校していた教員や保護者、卒業生、在校生が見守る中での出来事でした。

 

翌日、大学に運んでいただき、大学の方で病変の確認もしていただきました。

尿道周囲の化膿性炎症、膀胱粘膜の壊死、軽度腎盂拡張と尿石などの所見でした。

かなり炎症が広がっていました。

大学病院を退院する3月に、尿道を人工的に移設していること、尿結石のできる原因を除去したわけではないこと、結石をすべては除去しきれないことなどから、健康体のように生き続けられるわけではないと説明を受けていましたので覚悟はしていましたが、あっけない幕切れに自失呆然としか形容のしようがない状況でした。

 

飼育委員会の子供たち、そして全校の子供たちに、夏休み明けに伝えて冥福をみんなで祈りたいと思います。

 

ここ最近の夏は、外で飼育されている家畜(牛、馬、豚、ヤギ、ヒツジ、鶏・・・)にとって、大変厳しい気候だそうです。

獣医さんも様々な場所で声がかかり往診しているそうです。

今後、平地での家畜の飼育が厳しい時代が来るかもしれません。

よもぎくんは、最期まで手当てを施され、みんなに心配をされ、なでられ、かわいがられ、世界一幸せな家畜だったと思います。

令和2年の5月。

コロナ禍真っ只中の休校中に連光寺小で生まれてきたよもぎくん。

連小で生まれ育った、連小っ子でした。

みんなの人気者であった、そして時には癒しであったよもぎくん。

今まで本当にありがとう。

天国でお母さんのゆきちゃんのそばで暮らしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう。

 

さようなら。