日々の様子

校外学習とクマについて

連光寺小学校では、校外学習を意図的に数多く行っています。

それは、本物を見る体験活動そのものが、学びの原点であり、学びを自分事とするために必要であると考えているからです。

 

それぞれの学年で様々な場所に出かけますが、今年度、これから実施するのは、

3年生・・・デフリンピック(調布・武蔵野の森)、★遠足(高尾山)、消防所見学、警察署見学

4年生・・・デフリンピック(調布・武蔵野の森)、★総合見学(多摩川上流・御岳山)

5年生・・・総合見学(★二ツ塚最終処分場、相模原市立博物館)

6年生・・・エコプロ2025(晴海)、総合見学(鎌倉)

となっています。

 

このうち、昨今ニュースでたびたび取り上げられているクマの出没について、考慮が必要な場面も出てきました。

具体的には、山間部にある★印の場所です。

基本的には、

東京都ツキノワグマ目撃情報マップ

・現地ビジターセンターの情報

・挙行する時間帯(クマは朝晩に出没が多いです)

・人の込み具合

・見学施設の状況

を勘案して可否を決めています。

夏に行った5,6年生の八ヶ岳の宿泊もそうでした。

 

学級閉鎖がなければ本日行っている予定でした4年生の総合見学(多摩川上流・御岳山)については、御岳山のロックガーデンという山中のコースが、この時期ほとんど人のいないコースを2時間余り歩くため、目撃情報は出ていませんでしたが場所を小河内ダムの施設と羽村取水堰に変更したところです。

 

5年生が12月下旬に出かける総合見学の二ツ塚最終処分場は日の出町の里山にあります。

日の出町近辺に目撃情報は出ていますが、囲われた施設内であるということ。

また、見学は建物内ということもあり、このまま実施予定です。

 

3年生の高尾山については、目撃情報は今年も出ていますが、その数は昨年以前と変わるものではありません

また、今回の高尾山のコースは、行き帰りケーブルカー乗車で、銀座と言われるすべてコンクリートで舗装された1号路を往復通ります。

引率する教員は全員クマ鈴を携行しますが、紅葉という時期もあり、人通りもかなり多いコースです。

ということで、予定通り実施する予定です。

高尾山登山コース(高尾登山鉄道)

 

 

その他の見学場所については、市街地ですので、今のところ考慮する必要はないと思います。

校外学習について、ご理解いただければと思います。

 

コロナもそうですが、年々、教育活動において考慮すべき事柄が増え続けています。

もちろん子供たちのためですから、私たちは粛々と知恵を巡らせるのですが、教育活動の本質と離れた考慮しなくてはならない部分が多くなってきているなとよく感じることがあります。