日々の様子

教育活動の熱中症対応について

今週から途端に気温が上がり、熱中症への配慮を行いながら教育活動を進めざるを得ない状況になっています。

本校で行っている熱中症対応と、環境省や東京都からの発令についてお知らせします。

 

【暑さ指数(WBGT)、気温の計測について】

昇降口のひさしの下と、体育館に、熱中症計を設置しています。

熱中症が計測している暑さ指数(WBGT)の読み方は、以下のようになっています。

(広報東京都より)

下の写真は昇降口に設置しているものです。

・ピンクで囲っている暑さ指数31℃以上、もしくは黄色で囲った気温35℃以上になった場合

 ➞「危険」領域となるため、屋外での運動は中止観察などの運動を伴わない活動については注意して行う、大谷戸公園や多摩川、地域めぐりなどの校外学習は中止としています。

・暑さ指数31℃未満、気温35度未満であっても、暑さ指数が「厳重警戒」「警戒」レベルにある時は、長時間にわたる屋外での活動や激しい運動を控えたり、注意しながら実施しています。

・校外学習に出かける際は、携帯型の熱中症計(写真下)を持参しています。

 

【熱中症対策グッズについて】

子供たちの登下校も心配です。日傘、クールタオル、ネッククーラー、扇子など、暑さ対策グッズの携行も呼びかけています。

今朝登校した子供たちの中には、保冷剤をたくさん持ってきていた人もいました。

 

また、校外学習時には、教員が塩タブレットを持参して、必要に応じて子供たちに舐めてもらうようにしています。

ご家庭からの多めの水筒や塩タブレットの持参を呼びかけることもあります。

 

【警戒アラート、暑さ情報について】

環境省・気象庁から「熱中症特別警戒アラート」「熱中症警戒アラート」が発令されます。

熱中症予防情報サイト(環境省)

東京都からは「東京暑さ情報」が発令されます。

東京都熱中症対策ポータル

 

それぞれの内容の違いは、

  熱中症特別警戒アラート 熱中症警戒アラート 東京暑さ指数
目的 重大な健康被害が生ずるおそれ 熱中症の危険性に対する「気づき」を促すもの 災害級の暑さを情報提供し対策を促すもの
基準 都内地点11か所全てで翌日の日最高暑さ指数が35℃以上 都内地点11か所いずれかで翌日・当日の日最高暑さ指数が33℃以上 都内62か所いずれかで翌日・当日の日最高暑さ指数が35℃以上
発表時刻 前日14時 前日17時、当日5時 全日16時、当日10時

となっております。

これまでの経験上、連光寺小学校での昇降口の熱中症計の暑さ指数の最高値は私の知る限りでは34℃です。

「熱中症特別警戒アラート」もしくは「東京暑さ情報」が発令される暑さ指数35℃は、とてつもない暑さであり、まさに「重大な健康被害が生ずるおそれ」「災害級の暑さ」となることは容易に想像ができます。

これらが発令された場合の学校の教育活動は、

・すべての児童・教職員が涼しい環境での教育活動を行う。

・屋外での活動はすべて中止する。

・学校行事についても開催を考慮する。

・児童の安全確保の観点から、保護者の判断で欠席させたい旨の連絡があった場合は、欠席とはせず出席停止とする。

・発令時には、配信メール等で当日の教育活動についてご家庭に情報提供をする。

となりますので、ご承知おきください。

 

熱中症対応として、学校では上記の対応を行っていますが、当日の風向きや風の強さ、前日の降雨等、様々な状況の変化によって体感は異なってきます。

暑さ指数が危険領域ではない31℃未満であっても、お子さんの当日の体調によっては、頭痛や気分不良となる場合も考えられます。

その際は、涼しい保健室等で水分補給をしながらしばらく休ませています。

外での活動のあるなしに関わらず、この時期は体力の消耗が激しい時期でもあります。

「たっぷりの睡眠」「栄養・スタミナのつく食事」「土日の休息」をご家庭でも心がけてくださるようお願いします。

お子さんに疲れが見える場合は、がんばらせて登校させず、1日ゆっくりと休ませることも時には有効です。

大事ない夏を過ごしていきましょう。