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6年生 埋蔵文化財センター見学
6年生が、多摩センターにある東京都埋蔵文化財センターに見学しに行ってきました。
意外と知られていないのですが、1960~70年代。
多摩ニュータウンの開発に伴って、このエリアは多くの遺跡が発掘されました。
旧石器から弥生のまでの広い時代の遺跡です。
全てを保存できるはずはありませんが、その発掘されたもののいくつかをここに保存、再現してあります。
多摩センターということで近場ですが、ここは東京では有名な資料館となります。
八王子や稲城、多摩ニュータウンエリアの学校はよく見学に訪れています。
朝から出発して、9:30の開館と共に入館。
まずはこの施設の概要の動画を拝聴。
その後、館内の体験コーナーと展示コーナーに二手に分かれてそれぞれ30分ずつ見学しました。
【体験コーナー】
【展示コーナー】
こちらはご存じ黒曜石。石器時代の花形、高値で取引されたであろうガラス質の火山岩です。
なぜ貴重かというと、割った際の断面が鋭角になるからです。
ナイフの刃の部分として使用していたのですね。
驚くのは、多摩ニュータウンで発掘された黒曜石は、八ヶ岳や神津島から産出のものだということ。
つまり、石器時代の折にそこまで交易があったということです。
一方こちらは石の矢じりです。
これ実はオーパーツとも言われます。
勾玉もそうですが、この穴を、どうやって開けていたのかということが、まだ予想の範囲で分かっていないようです。
さて、館内の見学を終えて、庭へ。
竪穴住居を再現したり、当時の植生を再現しています。
まんま縄文時代の空気を味わってもらおうという感じです。
たっぷりと見学させてもらいました。
教科書や資料集、タブレット端末の画面だけでなく、実物を見たり雰囲気を感じたりすることは歴史の学習にとってとても大切です。
以前、夏休みに長野県の妻女山(さいじょさん)に上がって、眼下に広がる善光寺平を眺めた時に、ここで武田信玄と上杉謙信がひと月にらみ合って戦ったのか・・・と感慨深かったことを覚えています。
そこまでのストーリー性はないにせよ、太古の人たちが何を思い、日々を過ごしていたのか、そんなことを少しでも思いを馳せることができたのであれば行った意味があるのではと思います。
さて、子供たちは何を感じたでしょうか。
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