最近の学校の様子から

校長室の窓から430


朝まで降っていた雨も少しずつ上がり、傘をたたんで登校してくる子たちが多くいました。


今日は、火曜日なので放送による児童朝会がありました。
今日は、次のような話をしました。

【大松台小の子供の良い所①=人のことを考え行動できる】
6月ももうすぐ終わり、夏休みも近づいてきた。夏休み前の児童朝会も今日と来週の2回となった。今日もいつものように大松台小学校の子供たちの良い所の話をするのでしっかり聞いてほしい。
私が玄関で皆を迎えていると、様々なことに気付いて教えてくれる人がいる。人のことを考えて行動できる姿が嬉しかったので紹介する。これは、少し前のことだが、ある1年生がティッシュが道に落ちていたと拾ってきてくれた。誰かが落としたものをそのままゴミとして置いておけないと思ったのだろう。前に地域のゴミ拾いを続けている人の話をしたが色々な学年の人がそうした行動をできるときれいで気持ちの良い地域になっていくだろう。
また、昨日は、道路に上履きが落ちていたと届けてくれた1年生がいた。クラスと名前が書いてあったので「届けてあげて」と話したのだが、その子も「上履きがなかったら困るだろう」と考えて拾ってくれたのだと思う。そのように人のことを考えて行動できるというのは、とても素敵なことだと思う。


【大松台小の子供の良い所②=生き物に親しみ命を大切にできる】
昨日の朝、校長室に3年生がある生き物を見せに来てくれた。それは、木の枝によく似た色や模様をした蛾だった。木の枝と一緒に入っていたので、その木の枝が胴体かと見間違えるぐらい似ていた。私が「どうしてこんなに木の枝に似ているのだろう」と聞くと、その子は「鳥に食べられないようにじゃないかな」と話していた。自然の中で生きる生き物は、自分の命を守るために様々な工夫をしていることに気付いていたので感心した。また、「蛾はこの後どうするの」と周りの友達に聞かれ「皆に見せたら逃がす」と言っていたが、そうして命を大切にできるのも素敵なことだと思った。
その子は、蛾の名前を調べて分かったら教えてくれると言っていたが、ダンゴムシは、なぜ丸くなるのかなど、調べてみると面白いことは沢山あるかも知れない。これからも色々な生き物に親しみ、不思議なことを調べ、そして命を大切にして行こう。


最後に命に関わって皆に考えてほしいことがある。実は、昨日地域の人と話す会議があって、そこで「西公園で蛇を捕まえていた子たちがいた」と聞いた。色々な生き物に親しむのは良いことだが、蛇は毒をもっているものもいて、咬まれたら命に関わる事故につながることもあるので気を付けよう。また、血を吸うヒルや人を刺すスズメバチなどなどもいるので気を付けよう。
もう一つ、週当番の先生の日記に「廊下を走っている児童がいたので声をかけた」と書いてあった。これから梅雨で雨の日が続くかもしれない。校庭で遊べないが、校舎内で安全に過ごすにはどうしたら良いか考えて行動して行こう。