最近の学校の様子から

校長室の窓から344

今日は、昨日からの雨がやみ、児童は笑顔で元気よく登校してきました。


今日は、火曜日なので児童朝会がありました。
緊急事態宣言が解除されていないので放送での実施となり、以下のような二つの話をしました。

【かけがえのない命を大切にしよう】
私は3月になると命に関わる様々なことを思い出す。
9年前の3月には、多摩市の中学生が自ら命を絶つという悲しい事件があった。
明日3月10日は、6年生は歴史で勉強したかもしれないが昭和20年に東京大空襲があって10万人以上が亡くなった日である。私は当時荒川区に住んでいた母から、空襲で昨日まで遊んでいた友達が亡くなったという話を聞いた。
そして明後日3月11日は、10年前に東日本大震災があり、2万人以上が亡くなった日である。この前の大きな地震はその時の余震ということだが、10年前の地震は地震のエネルギーで言えばこの前の100倍近く大きなもので、最大震度は7、東京でも震度5弱を記録した。
私は、その時は八王子の教育委員会に勤めていて、市議会で議員さんの質問に答えようと立ち上がった時に、大きな揺れを感じそれから2分以上、建物が壊れるのではないかと思うくらいの揺れの中、身を守っていた。そして、揺れが収まってから徹夜で市内の学校の被害状況などを確認したことを思い出す。その後も原発の事故や停電などがあり多くの方が亡くなったことを知り、改めて自然災害の恐ろしさと命の大切さを感じた。
命は一度失うと決して戻らないかけがえのないものである。もちろん戦争はいけないことであるし、自ら命を失うようなことは、決してあってはならない。何かあったら必ず周りの人に相談してほしい。
また、そう考えて生活していても命に関わる事故や自然災害などは、やってくる。今日は避難訓練があるが、そうした訓練は、大切な命を守るための訓練なので真剣に取り組んでほしい。

【大松台小の子どもの良い所=やるべきことをやり成長している】
昨日から保護者会が始まり、昨日は5.6年生のお家の方が沢山来て、皆さんの学習や発表の様子の動画を嬉しそうに見ていた。
お家の方々の願いは、皆さんが学校で安全に楽しく生活してくれることで、勉強などを頑張り成長した姿を見ることが何よりの喜びである。
そうした姿を今回見せられたのは、皆さん一人一人が毎日のやるべきことをきちんとやって成長してきたからである。それができる皆さんは本当に素晴らしい。
これからもやるべきことにしっかりと取り組み成長していこう。そしてかけがえのない命を大切に守り、次の世代に引き継いでいこう。