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どれがおおいか 考えよう!
1年生が算数の学習に取り組んでいる様子です。前の教卓には何やら3本のペットボトル。見た感じ、大きさも違うのですが・・・。
「3本のペットボトルに満タンに水を入れたとき、どのペットボトルの水が一番おおいのかな?」
もちろん、ペットボトルの大きさを見て、「たぶんあれだな・・・」と思った人もいるはずです。でも今日の勉強は、ここからが勝負です。
「どうやって比べれば、水のおおさがわかるんだろう。」という担任の先生に投げかけを受けて、子供たちはあれこれと一生懸命考えるわけです。「うーん・・・」
いろいろなアイディアが出てきました。前に出て、ペットボトルを動かしながら説明をしてくれる人たちもおり、一生懸命考えた方法を発表しました。みんなからは称賛の拍手が!
中には、「3本とも水を満タンに入れて、水の中に沈めてみる。」という「重さ」に着目したアイディアを発表する人もいました。なるほどねー。多くの人は、ペットボトル同士で水を出し入れする方法を発表しました。ここで先先が一言・・・「ペットボトル同士で水のやりとりをすると、どうしもこぼれちゃうね。それをしないでできる方法があるといいんだけどな。」 子供たちはまた一生懸命考えるわけです。「うーん・・・」
そうするとある子が、「なんか同じ形の入れ物を3つ持ってきて、ペットボトルの水を入れてみて、一番高くなるのが一番おおい」という考えを発表してくれました。「おー、そうかぁー・・・」とみんなの反応。
先生が用意しておいた同じ大きさのビーカーが3つ登場し、3つのペットボトルの水をそれぞれビーカーに入れてみました。なるほど水の高さにはっきりと違いがわかります。 今日の問題が解決しましたね。
算数の学習では、数量の処理や計算など、スキルとして身に付け、取り組んでいく力が大切です。それと同じくらい大切で、身に付けたスキルを正しく、有効に活用していくためにも、「問題を解決していくための考え方を柔軟な発想でもつことができる」ということが大切です。「算数的(数学的)な考え方」とも言われ、問題解決への様々な道筋や方法を考えていく力として育んでいきたいものです。これは他の教科でも大切にしたい力です。
1年生、なかなか頑張っていましたね。そしてとても楽しそうに学んでいる姿が、とってもうれしかったです。