最近の学校の様子から

グループ 模擬選挙を通して学ぶ・・・6年生

 今日は、6年生が「模擬選挙」の学習、体験を通して「主権者としての心構え」を学びました。多摩市選挙管理委員会の方や、明るい選挙推進委員会の皆様が来てくださり、6年生に指導をしてくださいまいした。

 体育館には、実際の選挙で使う投票箱や記載スペースなども設置されていました。今日の模擬選挙は、「大松台小学校の給食大臣を選ぼう」というテーマでした。3人の立候補者がおり、それぞれ選挙演説もしてくれました。実際に見たことがあるようなのぼり旗なども用意されていました。

 投票の前に、目をつぶった状態で誰の演説が良かったか、手を挙げてみました。そして代表の人がどうしてその人が良いと思ったのか、その理由を話しました。人は、周りの人の考えや意見に影響を受けたり、左右されたりすることがあるけれど、しっかりと意味や理由をもちながら、自分で考え、自分で決めていくことが大切であると、担当の方から話がありました。

 そしていよいよ投票です。実際の投票所での流れと同じように、『名簿によるチェック⇒投票用紙の受けとり⇒投票用紙に選んだ候補者を記載 ⇒投票箱に入れる』という流れで進めていきました。実際の投票の際に家の人と一緒に会場に行ったことがある人もいるでしょう。でもきっと、実際に自分でやってみるのはみんな初めてだったことと思います。

 通常の投票では行えない「開票」の作業ですが、今日は代表の人が体験することができました。そして、投票結果の発表。無事、大松台小学校の給食大臣が決まりました。

 まとめでは、改めて大切なことを振り返りました。まずは、しっかりと関心をもって、進んで参加をしていくこと。

そして、それぞれの候補者が、どんなことを主張しているのか。そしてこれからの社会や暮らしを良くするために、どんなことを考えているのかをしっかりと理解すること。そして自分の考えだけでなく、周りの人や「世論」にも関心を向けていくこと。そして、最後には自分の選択、決断で考えをきめていくことが重要である、ということをみんなで確認しました。それが「主権者」としての大切な心構えなのだと思います。

 そして選んで終わりではなく、みんなが選んだ人たちが、どう取り組んでいるのかをしっかりと見つめていくことの重要性もお話してくださいました。

 今、選挙の投票は18歳から行います。あと6年すれば投票に参加ができます。これからの未来を創っていく主役(主権者)としての意識を少しずつ高めていきながら、その時を迎えていけるといいな、と思います。