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2025年2月の記事一覧
「生きているだけで百点満点」(5年生・健康教室)
先日(7日)の授業参観に合わせ、助産師さんに協力いただき、5年生の健康教室を行いました。「生命の誕生」という学習で、生・性に関する大切な学習です。
みんなが生まれるまでの過程について学び、この世に生を受けることや赤ちゃんの育ちと誕生について学びました。折り紙の中の針の穴で受精卵の大きさを確認したり、赤ちゃんの人形(3500g)を抱いたりする体験もしました。自分の誕生月ごとにいかにおうちの方が心配したり大変な思いをしたかもお話ししてくださいました。今回、保護者の方にも参加いただきましたので、子どもたちもいろいろと感じることがあったと思います。
助産師という、命を扱うお仕事をされているからこそ思うこと…「寿命はそれぞれちがうけれど、命を大切にしてしっかり生きてほしい」、「みんなは、自分で選んで自分で生まれてきた、これってすごいことなんだよ」というお話をいただきました。
むすびに、助産師の先生から「生きているだけで百点満点」という言葉を教えていただきました。大変な確率で、おうちの方から喜ばれ、大切にされてきたみなさんの命、もうそれだけで・生きているだけで「百点満点」というメッセージです。子どもたちの心にしっかり刻まれたと思います。
心の鬼を追い出そう(1年教室から)
先週は節分がありました。1年教室に節分にちなんで「心の鬼を追い出そう」と、子どもたちが自分の心の中にどんな「鬼」がいるのか、どんな風に追い出そうか・退治しようかをカードに書いたものが掲示されていました。先日の授業参観で1年生の保護者のみなさんはご覧になったかもしれませんが、ホームページでも紹介いたします。
よく読んでみると、いろいろ工夫して、心の中にいる「鬼」を追い出そうとしているみたいです。「心配鬼」には「『大丈夫』って思う」、「いらいら鬼」には「いらいらしたら深呼吸」など「なるほどな」と思うことばかりです。
さあ、1年生のみなさん、しっかりと心の中の鬼退治、がんばってね。
お世話になりました(授業参観・学年末PTA)
7日(金)、授業参観ならびに学年末PTAを開催しました。多くの保護者の皆様にお越しいただきました。ありがとうございました。
授業参観(5校時):少し緊張もあったかもしれませんが、子どもたち、授業参観ではいつも以上に張り切ってがんばっていました。がんばれるっていいなと感じました。
1年 国語 読みの時間「小さい『や』『ゆ』『よ』」
2年 学活 自主学習レベルアップ大作戦
3年 学活 野菜をしっかり食べよう(食育授業)
4年 総合 2分の1成人式を祝おう
5年 学活 生命の誕生(さくら市健康教室)…あらためて後日ホームページで紹介する予定です
6年 総合 自分向上プロジェクト
全体会(オンライン):PTA会長さん、副会長さん、大変お世話になりました。
学年PTA:今年度の子どもたちの様子等を話し合ったり、来年度の役員などを決めていただいたりと大変お世話になりました。
あらためて、今年度、お世話になりました。引き続きよろしくお願いいたします。
感謝申し上げます
8日(土)、地元の建設会社さんのご厚意で、校庭の野球場のところに土が入りました。さらに重機で整地も行っていただきました。
校庭の野球場のところはどうしても練習や雨などの影響ででこぼこしてしまい、練習や試合などで影響が出てしまいます。昨年も少しでも状態をよくしようと砂をまいていました。今回は表面の土も削って整地することで、土の部分のでこぼこもなくなり、きれいなグラウンドとなりました。また、野球部の保護者の方々もご協力いただきました。ありがとうございました。
土をいただき、また整地もしていただいた建設会社様(元・本校のPTA会長様でもあります)、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。
「しもつかれ」は「しみつかれ」「しもつかり」「すみつかり」「すもつかれ」?
7日(金)の給食に栃木の伝統食「しもつかれ」が出ました。
「しもつかれ」は、鬼おろしでおろした大根や人参とサケの頭、大豆や油揚げ、酒粕などをいっしょに煮込んだ料理で、初午(今年は2/6でした)に合わせて作る、地域や行事と結びついた食べ物です。主に栃木県とその周辺で作られ、地域や家庭によって材料や作り方、味付けが異なり、それぞれの「味」があります。栃木県を代表する郷土料理「ソウルフード」と言えるかと思います。
給食のしもつかれはとても食べやすくアレンジされていて子どもたちに大好評です。
お代わりする子も多く、「しもつかれは飲み物です」と言わんばかりにがっつり食べている子も。いいですね。
先日、さくら市ミュージアムで「しもつかれ」の料理の歴史と呼び名についてのお話があり、ちょっと興味がわいたので参加してみました。
歴史的には・・・
1 「しもつかれ」の大元は「宇治拾遺(うじしゅうい)物語」(1,220年頃の書物)に出てきた「すむつかり」(酢+憤り)という食べ物(・・・煎った大豆に酢をかけたもの。今のように煮ませんでした。)と考えられる。
2 はじめは煮ない調理法でしたが、だんだんコトコトと煮る料理に変化。(でも、煮ないタイプ(!)のしもつかれも残っている・・・煎った大豆に大根おろしや酢をかける など)
3 入れる食材や調味料が増えてきた。(さいしょは「大豆と酢」だけだったが、そのうち大根や人参、サケ、酒粕などが入るようになった)
4 (特に似るタイプのしもつかれでは)酢を使わなくなってきた。
と考えられるそうです。
呼び名について・・・
実はこの料理を「しもつかれ」と呼ぶようになったのは昭和40年代後半の頃で、それまでは、それぞれの地域で「しもつかり」「しみつかり」「すみつかり」「すもつかれ」などと呼んでいたようです(「り」や「れ」は、なまりが関係していると考えられます)。今でも、その呼び名が残っている所もある(呼んでいる人もいる)ようです。大雑把に呼び名がどう変わったかを見てみると次のようになります。
すむつかり → す(酢)み(味)つかり(浸かり)・すみつかれ → しみ(浸み)つかり(浸かり)・しみつかれ → しもつ(下野)かり・しもつかれ
呼び名は料理法とも関係していて(例えば 煮ると味がしみる→「し〇〇〇〇」、酢を使っている→「す〇〇〇〇」、など)、栃木県(しもつけ)に特有の食べ物なので、いつの間にか「しもつ〇〇」に変化して「しもつかれ」が一般的になったのではと考えられるようです。今は、全県的に「しもつかれ」と呼んでいますが、歴史や経緯、そしてその土地その土地に料理法と呼び名があったのですね。料理法や呼び名は大切にしたいなと感じたところです。
ちなみに、さくら市氏家地区では「しみつかれ」と呼ばれていたそうです。もし、みなさんのご家庭でそのように呼んでいたらぜひお教えください。また、しもつかれを作る地域に住んでいる親戚や知り合いの方で、「どこどこに住んでいるだれだれは「〇〇〇〇〇」と呼んでいる」など、ちがう呼び方で呼んでいるケースがあったらお子さんを通じて教えていただけるとうれしいです。
【参考】
・郷土文化特別講演会「〔しもつかれ〕の方言地図を読む-料理の内容とその歴史に照らして-」(1月25日(土) さくら市ミュージアム 講師:新井小枝子先生(群馬県立女子大学教授))
・「郷土料理〈しもつかれ〉を表す語の形成と方言分布」(新井小枝子先生)
・「郷土料理 しもつかれ ~初午に作る行事食~」(文化庁「食文化ストーリー」リーフレット)
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