投稿日時: 2017/02/22
木間ケ瀬中学校管理者
卒業式まで2週間とちょっとになりました。祝う気持ちはもちろんですが,私には大きな心配事があります。最高の式場で晴れの舞台を整えるために「菜の花」を栽培しています。その菜の花の生育が予定より少し遅いような・・・う~ん心配です。
10月に種をまき,芽が出て,間引きをして・・・苗がある程度大きくになった頃,松の実学級のみんなとプランターに植え替えました。苗が大きく一人前(?)になるまでは,追肥や雑草抜き,毎日の水やり。また昨日のような強風の予報があれば,作業室(室内)に入れて風にやられるのを防ぐなど,それこそ毎日手を入れながら「春」を迎えました。先週そんな菜の花の苗たちの黄色みがかったつぼみが開花を始めました。一見,背丈も伸び,花も咲かせ一人前になったかと思いがちですが,そうではありません。手をかけ育て,立派に育ち,もう大丈夫かと思うのは少し早いのです。何しろ「ヒョrヒョロ」でやっと立っている状態なのですから・・・ そんな菜の花をしかりと育てるためには,最初に咲いた先端の花やつぼみを摘んでやる必要があります。言い換えるとすくすく育った成長過程の菜の花を頭打ちにし,試練を与えます。するとどうでしょう,頑張って黄色い花を咲かせようと土からたくさん栄養をとれるよう更に根を張り,太く,そして大きな葉をつけます。そして遂には幹のあちこちから脇芽が出てきてつぼみを,たくさんの花を咲かせるのです。
試練を与えられてこそ,その試練に向き合い,真正面から立ち向かう・・・ そして春の嵐にも耐えられる一人前の菜の花に成長し,春色の「黄色」の花でステージを飾るのです(予定)。
「菜の花」という言葉を「中学生」に置き換えてみてくださいね。
明日は千葉県公立高校後期選抜の出願です。太く強くなった気持ちで後期選抜に臨んでください。きっと大丈夫・・・