木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

1月15日(金)

 今週末はいよいよ千葉県の私立高校などの入試があります。また大学入試のセンター試験をはじめ,様々な試験が予定されており受験シーズンの本格的な幕開けです。本校からもそれぞれの私立高校へ多くの3年生が受験に向かいます。 大学入試のセンター試験の日は例年「大雪のため試験開始を遅らせる・・・」などの報道が思い浮かびますが,今年は大丈夫そうです。寒さ対策をすれば安心して受験に臨めそうです。
 さて皆さんも経験があると思いますが,入試は緊張して普段の力を出し切れないことも少なくありません。無理もありません。慣れない学校,慣れない教室で周囲には他の学校の受験生ばかり・・・いつもと違うことだらけだからです。だからこそ,いつも通りの生活・行動を心がけることが大切です。「寒いから・・・」といって下着を重ね着しすぎて逆に暑くて集中できないということもあるからです。「いつも通り」を心がけ,余裕を持って会場に入れば大丈夫です。それでも緊張したときには「いつも通り●○したから大丈夫」と自分に言い聞かせ深呼吸をしてみましょう。落ち着いて実力を発揮できるでしょう。そうです,昨年話題となったラグビーの五郎丸選手のポーズと同様です。「ルーティン」です。高校入試だけではなく様々な試験がありますが,受験生の皆さんの検討をお祈りします。
 さて寒い日が続きますが,寒いが故に良いこともあります。このところの放射冷却現象で空気は澄み,夜空の星が本当にきれいに煌めいています。「星がキラキラ・・・」と輝いて見えるのもこの寒さのおかげです。どうですか,今晩夜空を見上げてみませんか?試験に向けた緊張からきっと「ホッ」と解放されることでしょう。

1月14日(木)

 「寒いですね~」が挨拶代わりになってしまうこの頃です。今朝も一段と冷え込んでいますね。
 先日,パラパラと新聞をめくっていると「インフルエンザ1ヶ月遅れ」なんて見出しが目に入り,記事を続けて読んでみれば,例年インフルエンザの流行が始まる秋口(11月頃)から年末にかけて暖かい天候が続き,インフルエンザのウィルスの働きが鈍っているという内容でした。続けて読み進めると例年より約一ヶ月遅れでインフルエンザが流行する見込みと書かれていました。そのときは深く気にもとめませんでしたが,今になるとその通りだと実感しています。インフルエンザウィルスの特徴「気温が低く」「空気が乾燥する」と活発に活動を始めることを考えれば,ここ数日が当てはまります。室内の換気や手洗い・うがいの徹底を心がけたいものですね。
 さて,本校では今年度「インフルエンザ」は出ていませんが,今週に入り朝の欠席連絡が増えてきました。電話を受けているそばから,別の電話が鳴るという状況で事実欠席者が増加の傾向にあります。また朝から「具合が悪くて・・・」と保健室に来る生徒も少なくありません。様子を見るとみんな学習どころではないほどの様子です。学校でも予防についての指導はしますが,ご家庭でも子供たちに予防を呼びかけてください。また何より「インフルエンザなどに負けない体力」アップのために,偏らず栄養を考えた食事を心がけてくださると幸いです。何しろ,3年生は今週末から入試が本格化しますし,2年生もスキースクールまで2週間。万全を期してどちらにも臨んでほしいものです。また「このくらい大丈夫!」と我慢強いのは悪くはありませんが,教室でゴホゴホ咳き込んでしまい仲間にうつしても大変ですから,無理はしないようにご家庭でも心がけてくださいね。

PS:今日もいちだんと冷え込んでいます。それでは皆さん行ってらっしゃい。

1月13日(水)

 昨日は突然の雪・・・「やっぱり冬はこうじゃなきゃ・・・」なんて言っていた余裕も,今朝はありません。冬本来の寒さがやってきました。今朝は今年初めて車のフロントガラスを「ガリガリ」してからの出勤でした。一年ぶりの本格的な冬なので色々なことを思い出させてくれます。顔が冷たいんだけれど,澄み切って張り詰めた外気の心地よさだったりと。
 この寒さを受け実感がわいてくるだろう2年生の「ホワイト(スキー)スクール」まで約2週間に迫ってきました。私は昔,冬のスポーツに携わっていた関係で,世界中の雪山に行っていました。アメリカ,カナダ,ノルウェー,ドイツ,オーストリア,フランス,イタリア,スイス・・・それぞれ素晴らしい雪景色ですが,一番美しいのはやはり日本だと実感しています。そんな日本の冬,雪山の美しさを是非2年生にも味わってもらいたいと願っています。スキー初心者だと余裕がないかもしれませんが,真っ白な雪と雲一つない真っ青な「青空のコントラスト」,木々に雪が積もりおとぎの国の森のような「ふわふわの雪」,そしてリフトから下を見やれば,木の実を探した「うさぎの足跡」,雪が降れば降ったでスキーウェアに舞い降りたはっきりとした「雪の結晶」など,本当に心が奪われるほどの美しさです。標高の高い長野県の菅平(日本のスイスと言われている)だから味わえる景色です。2年生には,スキーの上達ももちろんですが,こんな真冬の大自然に気づいてもらいたいと思っています。出発まであと2週間ちょっと。万全の事前の取り組みでホワイトスクールを堪能してもらいたいものですね。(今日の菅平高原の天気:晴れ 最高気温マイナス3℃ 最低気温マイナス15℃ 積雪70cm)

 PS:この冬一番の冷え込みですが,学校周辺は「濃い霧」が発生しています。通学・通勤には十分気をつけてくださいね!

1月12日(火)

 3連休も明けて,今日から新年の再スタートです。
 さて,この3連休中は様々なことがありました。10日(日)には「中学校対抗銚子半島一周駅伝大会」が銚子市で行われ,本校も参加しました。駅伝大会というと「東葛飾地方中学校駅伝競走大会」を思い浮かべますが,今回の銚子駅伝も東葛駅伝同様に一般道を規制し市街地を走る駅伝であり,東葛駅伝の71校を上回る参加校が競い合う大変大きな駅伝大会です。東葛駅伝との違いは,地域の中学校だけではなくオープン大会なので他県からも参加中学校があることです。私も当日のポカポカ天気に誘われ,現地に応援に行きましたが例年にまして沿道の応援も多く,大変な盛り上がりを見せていました。我が木間ケ瀬中学校の順位は61位でしたが,どの学校の選手も精一杯の力走を見せていました。今月23日(土)には柏の葉総合運動場で葛北中学校新人駅伝大会が行われます。自分の子,自分の学校だけではなく未来を担うべく中学生が懸命に一本のたすきをつなぐ姿を応援しに行きませんか。
 また昨日は高校サッカーの決勝戦もありましたね。全国4144校の頂点に輝いたのは東福岡高校で,夏のインターハイとの2冠を達成しました。聞くところによると東福岡高校のサッカー部には全国最多の280名の部員がいるそうです。ピッチでプレーできるのは11人,試合には出られなくても精一杯応援する高校生に姿に感動してしまいました。若いって素晴らしいですね。
 そして昨日は「成人の日」,過去最少121万人が大人の仲間入りをしました。グローバルで少子高齢化が進み激変する社会,そんな社会の中心となってゆく若者たちに改めてエールを送りたいと思います。

1月8日(金)

 学校も再開し,校内に活気が戻ってきました。やはり学校は多少うるさくても(?)活気があるに限りますね。そして今日から本格的に授業が再開されます。
 世間では「正月」,「1年の始まり」と捉えていますが,学校は「年度」なので新年度のスタートは4月です。この微妙ともいえる,1月2月3月がとても大切です。目先のことを考えてみれば,1年生は「キャリア教育講演会」により,将来の自分を意識し始め,2年生は「ホワイト(スキー)スクール」が目前に迫り,取り組みの真っ最中です。そして3年生は言わずと知れた「進路開拓(受験)」です。どれもとても大切な行事(イベント)です。そして何より3月の卒業期を迎えるに当たり「3年生を送る会」への取り組みも始まります。名目は「3年生に感謝の気持ちを・・・」という3年生を送る会ですが,この行事を通して生徒たちは大きく成長します。3年生は頭でわかっていながらも、クラスメートとバラバラの生活になってしまう4月からの生活に期待と不安を実感し,決意を新たにします。2年生は3年生の後について行けばよかった学校生活でしたが,やはり4月から最高学年になるという自覚が芽生えてきます。1年生は,まだまだ最年少で許されてきた様々なことへの自分たちの甘さに気づきます。何しろ4月には後輩ができるのですから・・・   そして本校の1年間の教育活動の集大成「卒業式」を迎えてゆくのです。
 それぞれ来年度のスタートを上手に切るために,この1月2月3月を全力で過ごしてほしいものです。
 おっと忘れてはいませんが,学習面でも1年間のまとめの時期です。今年度の内容は今年度のうちに身につけなくてはなりませんね!
正月気分も吹っ飛んでしまいそうですが,こう書きながら自分に気合いを入れた教頭でした。