校長室のひとりごと「ザ、昭和」
昨日は「昭和の日」、今年は「昭和100年」ということもあり昭和を振り返る特別番組が流れていました。番組では昭和の家電なども紹介されており、チャンネル式のTVやダイヤル式の黒電話、振り子式の掛け時計や鳩時計、ラジカセなど…コテコテの昭和世代の私は、つい「そうそう、あったあった」などと懐かしんでいました。また、昭和の子どもの遊びも紹介されており、缶蹴りや警ドロ、ゴム跳び、スーパーカー消しゴム、メンコなどなど
私もそうでしたが、昭和の子どもはよく公園や道ばたで遊び、暗くなったことを合図に家に帰っていたものでした。私も何であんなに熱中して遊んでいたのか今となっては不思議でなりません。自然と仲間と合流し「今日何やる?」なんて話し合い、協調しあい、「缶蹴り」にしても何にしても、遊びの中で自分たちでルールを決め、楽しんだものです。そうしなければ楽しくありませんでしたから。昭和の子どもはそうして規範意識を養っていたのかもしれません。そして遊びの中で負けたりうまくできなかったとしたら、明日こそ勝つぞ!明日はこうしてみよう!などと戦術を考えたり工夫したりと競技性もあったのかもしれません。勝てばうれしく、負ければ悔しく、失敗して転べば擦りむいて血も出ます。そんな簡単にリセットできないバーチャルではない社会を経験しながら、皆大人になる準備をしていたのかもしれません。
改めて昭和を振り返ると、意外と楽しかった記憶が蘇ってきました。