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校長室のひとりごと「睡眠時間」

  こう暑いと夜も寝苦しくて、朝は汗だらけで目覚めもスッキリとせず睡眠不足気味だと感じます。これまで我慢していた寝室にもついに冷房を入れました。

 ところで、OECD(経済協力開発機構)による睡眠時間に関する調査結果が興味深いので紹介します。先進国33カ国で一日の平均睡眠時間が一番長かったのは「南アフリカ」で9時間13分。次いで中国の9時間01分、アメリカの8時間51分です。では日本人の平均睡眠時間はというと7時間22分と、調査した先進33カ国中、一日の平均睡眠時間が一番短いという結果です。一番短い日本の中でも、女性の平均睡眠時間は男性よりも13分短かく、更には睡眠時間が短いのは大人だけではなく、子どもにおいても世界で一番睡眠時間が短いそうです。別のある調査によると日本の子どもはどの年齢層でも「年齢別推奨睡眠時間」よりも実際の睡眠時間は短く、特に5歳児では1時間52分も短いそうです。おまけに「世界の子どもの睡眠時間と比べ日本の子どもの睡眠時間が世界一短いことを知っているか」という問いに対し、「知らない」と回答したのは全体の68.7%に及んでいたそうです。

「寝る子は育つ」と昔から言いますが、その通りで睡眠不足だとホルモンバランスが崩れるなど、特に育ち盛りの子ども達には心配ですよね。

皆さんも無理せず適度に冷房を利用し暑い夏を乗り切りましょう。