校長室のひとりごと「野球拳?」
野田市の「学校あるある」ですが、「明日は野教研だから早帰りだぞ!」なんて教室で先生が連絡すると、お調子者の生徒は「エッ野球拳?」なんてやりとりが教室で繰り広げられていたものです。今日がその「野球拳(?)」ではなく「野教研」です。野田市内の方には馴染みがあるかもしれませんが、野教研とは「野田市教育研究会」の略で、野田市の小中学校全ての教員773名が所属する教育研究組織です。その教育研究組織の定期総会、そして各教科領域に分かれ1回目の分科会が行われます。そのため市内一斉に早帰りになるわけです。
先生達が集まって何を研究しているのかといえば、各教科領域ごとの分科会(例:数学部会など)で、子ども達が「主体的・対話的で深い学びにつながるような授業の工夫」であったり、一人一台端末の「効果的な活用について」など様々です。近年、教員の若返りが著しく、経験の浅い先生が増加しています。学校という枠を超えて集まり、他校の先生、経験のある先生などと問題を共有することは、経験の浅い若い先生方にとっては授業改善の大きなヒントが得られることでしょう。この野教研が野田市の学校格差を抑え、一定の水準を維持に貢献していることは間違いありません。