校長室のひとりごと「教員の業務改善」
時代の流れ社会の変化に伴い、学校への期待やニーズも変化し、学校が抱える課題は山積状態が続いています。例えば感染症対策、いじめ、児童虐待、ヤングケアラー、多様化、不登校などの子どもの対応、一人一台端末による授業スタイルの変更、少子化による児童生徒数の減少、それによる学級減、教員数の削減、大量退職に伴う教員の若年齢化、SNSによるトラブル対応、保護者対応…そしてこれらの諸課題に対する調査など膨れ上がる事務仕事など挙げればきりがありません。近年、文部科学省を先頭に各学校では教員の業務のスリム化、時間外勤務の削減など業務改善が喫緊の課題として取り組んでいます。「自分たちのために教育を簡略化するのか」と誤解されがちですが、そうではありません。教員が毎日仕事に追われ、子ども達の前に立つ教員の姿が疲れきっていては良い影響は与えません。毎日元気にハツラツと子どもの前に立ち、子どもと接するために、業務改善が進められているわけです。一般的にはあまり知られていませんが、我々教員の勤務時間は7時間45分。本校で言えば8:00から16:30(45分間の休憩を含む)ですが、現実にはその通りにはいきません。教員には残業手当は支給されません。こんな状況を少しでも改善できるよう生徒達のためにも先生方の業務改善、ライフワークバランスを考えた学校運営を目指しています。(愚痴っぽくなってしまいました)具体的な方法については、追々お話していきます。