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校長室のひとりごと「験担ぎ」

 いよいよ明日、各部の葛北大会初陣です。暑さに気をつけ頑張ってほしいものです。皆さんは、ここぞというときに何か「験担ぎ(げんかつぎ)」をしていますか。

「験担ぎ」とは辞書によると、ある物事に対し過去に良い結果が出た行為を繰り返すことで吉兆を推し量ること。また縁起を気にして物事の成功を願った行動をすること。と書かれています。私が部活動顧問をしている頃は、大会前に弁当の話を部員にしていました。「勝ちたいからって『カツ丼』は胃もたれして動けなくなるぞ!」とか「ウインナーは『winner(勝者)』で縁起いいぞ!」「デザートは『伊予柑』がいい予感がするな~」などと言った具合です。受験前にも同様に「先に通るように『ちくわ』がいいんじゃない」なんて話していたものです。受験の翌日「先生昨日弁当にちくわ入ってました」「良かったな」「でもキュウリが詰められていて先が見えませんでした・・・」「・・・」みたいな笑い話をしていた頃を思い出します。その生徒はしっかり合格したので今こうして話すことができます。

 ちなみに私の験担ぎは「金色のネクタイ」です。もし「金色のネクタイ」を締めていたら、その日は勝負の日だと思ってください。験を担いだからと言って全てうまくいくわけではないでしょうが、それで気持ちが楽になるのであれば「験担ぎ」も悪くないですよね。似た意味で「縁起担ぎ」という言葉がありますが、一説によると江戸の商人達の間で流行した「逆さ言葉(ハワイ→ワイハ)」で「えんぎ→ぎえん→げん」になったと言われています。