校長室のひとりごと「紫陽花」
東海、近畿、中国地方の梅雨入りが発表されました。どうやら平年より3日ほど遅れで今日にも北陸地方と関東地方の梅雨入りが発表される見込みです。本格的な雨の季節がやってきました。雨の季節になると「紫陽花(あじさい)」に目が行きます。梅雨入り前からきれいな花を咲かせていたでしょうが、「梅雨と紫陽花」を関連付けられた思考回路のためでしょうか、やはり梅雨と紫陽花はセットで捉えてしまいます。紫陽花の花と言えば「ピンク」「紫」「青」ですが、植わっている土壌で花の色が決まってくるということがよく知られています。植わっている土が「酸性」を帯びているようなら、花は「青」、土がアルカリ性なら「ピンク」、そして中世の土に植わっているようなら、青とピンクを混ぜた「紫」の花が咲くそうです。
この紫陽花を見ると苦い出来事を思い出します。中学生の頃ですが、理科のテストのことです。酸性、アルカリ性で「リトマス試験紙」はそれぞれどう変化するかという問題です。先に書いたように紫陽花の花の色は土壌で決まることを以前から知っていたため、リトマス試験紙も同じだろうと、酸性は青色に、アルカリ性は赤色に変わると解答しました。しかし、実際にリトマス試験紙は紫陽花とは逆だったという話です。その間違い以来、紫陽花もリトマス試験紙も間違えずに覚えることができました。
雨の季節に紫陽花の花を見ると、そんな昔の出来事を思い出すものです。