校長室のひとりごと「教員の業務改善その2」
先日、文部科学省が先頭に立って全国的に教員の業務改善に取り組んでいるという話をしました。先生方が元気はつらつで生徒の前に立つために、本校で取り組んでいることをいくつか紹介します。
中学校では、1年間に1015時間(1時間は50分)、1週間あたり29時間の授業時数が決まっています。ですから授業を勝手に削ったり、時間を短くするなど1015時間を下回ることはできませんし、そもそも本末転倒です。そこで授業以外の一つ一つの業務について見直しました。まず、放課後に行われる職員会議など様々な会議です。これまでの紙ベースから会議資料をデジタル化しました。これにより印刷や綴じ込み作業が必要なく、更には事前に資料に目を通すことができ会議時間の縮減につながりました。デジタル化と言えば、家庭に配布する「〇〇便り」や「朝の欠席連絡」などもメール配信などデジタル化したことで随分と業務がスマートになりました。そして、今年度大きく変えたのは一日の日課です。朝と帰りの学活の時間を短縮し、毎日全員で行っていた「掃除」を放課後の当番制にしました。これにより、6時間授業の日でも15:20から部活動を始められ、結果として部活動の時間を十分確保しても放課後の先生方の余裕が生まれています。ここでも生徒一人一台端末を活用してのデジタル化を図ることで、内容はそのままで時間を短縮させることができました。
これが全てではありませんが、新しい発想で業務改善に取り組みながら生徒も教師も「笑顔あふれる学校」を目指していきます。