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校長室のひとりごと「陽性型の梅雨」

   今年の「梅雨」はどうなっているのでしょう。実は「梅雨」といっても、年によって様々な性格や特徴があり、梅雨前線の動きや位置によっては雨が降らない「空梅雨」になることもあります。昔は梅雨の時期には「たまには静かに雨の音を聞きながら読書でもしてみたらどうだ?」なんて生徒達に話していた記憶があります。そんなしっとりの梅雨も地球温暖化による気候変動の影響なのか、最近は特徴も随分と変わってきたように感じます。梅雨には大きく二つのタイプ「陽性型」「陰性型」があるそうです。「陽性型」の梅雨は、雨が降るときには短時間に激しい雨が降り、晴れた日には気温が急上昇するというタイプです。一方「陰性型」の梅雨は、梅雨前線の北側で弱い雨がしとしとと降り続き、さほど気温も上がらない、以前の梅雨のようなタイプです。最近の「梅雨」は、梅雨前半は「陰性型」の特徴を持ち、梅雨明け間近の後半には、集中豪雨をもたらすような「陽性型」の特徴をそれぞれ持ち合わせるパターンが多かったようですが、今年は思い切り「陽性型」で梅雨入りし、大雨と猛暑に悩まされそうです。今なら「熱中症が心配だから窓を閉め切りエアコンを効かせた部屋で読書でもしてみたらどうだ?」なんて話すのかもしれませんね。6月でこんな状態では、今から夏本番が心配になってきてしまいます。

 どうやら明日からまた梅雨空が戻ってきそうです。明日は1年生の校外学習、明後日からにしてもらえないでしょうかね…