校長室のひとりごと「弁当の日」
6月21日(土)の土曜授業に新たな試みを計画しています。「弁当の日」です。これはただ単に土曜日だから弁当を持ってきて食べる、ではなく、生徒自身が一からお弁当を作り、そのお弁当をみんなと一緒に食べるという企画です。ルールは単純「家の人は手伝わない」「生徒が一から自分でやる」これだけです。この「弁当の日」のねらいはいくつかありますが、例えば「食育」の観点です。家庭科の授業でも食事のメニューづくりを学んでおり、それを実践する場というねらいです。また当たり前のように食事を作ってくれている「家族への感謝」の気持ちを持たせることもねらいの一つです。
実はこの「弁当の日」、2001年に香川県のある小学校で始まった活動で、今では全国で2400校ほどに広がっている活動で、ドキュメンタリー映画も制作されています。わたしもその映画を観て、この「弁当の日」の趣旨に大いに賛同し本校の生徒にこそ、この企画が必要だと考えたため今回の決断です。
「家じゃ包丁を持たせたこともないのに」「キッチンに入れたことだってないのに」「うちの子にできるわけがない」「面倒だから休ませる」・・・ など多くのご意見を持つご家庭もあるとは思いますが、それも承知の上です。ぜひ一からの弁当作りを温かく見守ってほしいと思います。