校長室のひとりごと「こんなところにも少子化が」
この場でも何度か「少子化」に関わる内容を書いてきましたが、千葉県でも比較的人口が密集している地域においても少子化の波が押し寄せています。先日、千葉県教育委員会が進める「県立高校改革推進プラン」に基づく案が公表されました。それによると2028年度より「八千代東高校と八千代西高校」「船橋豊富高校と船橋北高校」「沼南高校と沼南高柳高校」を少子化に対応するため統合するそうです。また、千葉県の中でも少子化が深刻な県東部、県南部の小規模校は「地域連携協働校」に指定する意向だそうです。
ここ野田市の中学生も受験し入学することのある、沼南高校と沼南高柳高校の統合について県教育委員会は、「午前部・午後部」の昼間の定時制の課程と「オンラインに特化した通信制」を併設する「フレキシブルスクール」を計画しているそうです。
社会の変化に伴い、学校に求めるニーズもかわってきており、特に高校の位置関係の考え方も随分と変わってきています。近年は、スポーツを始め自分のやりたいことを優先するために、あえて通信制の高校を選ぶパターンも増えてきています。世界を舞台に戦っているスポーツ選手なども、このパターンを選んで学んでいる選手も少なくありません。公立高校に、それもここ東葛飾地域に通信制高校が設置されるとなれば、これまでのように単純に「公立高校」希望とか「私立高校」希望という構図に変化が現れるかもしれませんね。