2025年1月の記事一覧
いよいよ『カウントダウンカレンダー』
6年生教室では、何やら白い紙が配られ、数字とにらめっこをしている状態。何を書いているのかというと……。
ヒントはこの文字。そして桜。そう、「この教室に来るのはあと何日?」のカウントダウンカレンダーを作っていました。
「僕はラスト2日を作りたい!」「あと0日、卒業式当日はどうするの?」なんて、卒業までの日をイメージしていきます。数字をレタリングした方がいいとなったら、子どもたちは早速ChromeBookを出してきて、文字の検索を始めました。子どもたちはこういう風にデジタルを使いこなしていくのですね。
中には自分の好きなキャラクターを描いている児童もいました。手慣れたものです。
隣の学級ではもう掲示してありました。卒業まで学校に登校するのはなんと、あと42日だそうです。卒業が急に近づいてきた感じがします。ちょっぴりさびしい発見でした。
西山市民の森の『もりのみち』
1月10日(金)に5年生のみんなが西山市民の森へ出かけていきました。
皆、手にほうきなどを持って出発しました。西山市民の森は、入ってしばらくは歩きやすいのですが、自然湧水の辺りになると、「地面がななめっていて」ぬかるむと滑って落ちそうになる歩きにくい道となります。
昨年から、「安全で、親しみやすい森にするにはどうしたらよいか?」と話し合いを重ね、野田市のみどりと水のまちづくり課の方と相談しながら、うっそうとした森に光が入るように伐採を行い、川に橋を架けてもらい、地面の整地をしてもらいました。下の写真は12月の様子です。
その後、地域の方にも協力をしていただいてクリーン活動を行い、トラック1台分では乗せきれない量の廃棄物を回収したところでした。さらに歩きやすい『もりのみち』を作るために、子どもたちは考えていました。
「遠足で行ったモビリティリゾートもてぎの森にはウッドチップが敷いてあって、歩くときふかふかした!」
みどりと水のまちづくり課の加藤さんに相談したところ、ウッドチップを一山分、調達してくださいました。そこで、ウッドチップを道にまいて整えるということになったわけです。
ウッドチップは、子どもたちがイメージしたものとはちょっと違ったようです。量もそんなにはありません。でも、すくっては運び、平らになるようにばらまいて、整えていきました。
12月のクリーン作戦に集まってくださった方々、『もりのみち』がちょっぴり歩きやすくなりました。お時間がありましたら、どうぞ、おいでください。
また、12月以降も、朝の交通安全指導の際に、市民の森の周りの清掃を続けてくださっている方がいらっしゃいます。ありがとうございます。子どもたちと心を一つにしてくださっている方がこうして増えていることに、心強さを感じます。
校内席書会
1月9日、10日に校内席初会が行われました。
12月の練習会では、筆おろしもまだで、かちかちのままのだるま筆に四苦八苦していた3年生の子どもたちも、冬休みの練習にしっかり取り組んだ成果か、とても立派なのびのびとした筆致の作品ができあがっていました。
「おじいちゃんといっしょにれんしゅうしたんだよ」とか「2袋使っちゃったから足りなくなって買いに行ったの」など、それぞれが頑張ったようです。
五年生の席書会のようすです。さすが集中して取り組んでいます。一人一人の文字はみえにくいのですがとても立派な文字です。是非作品展を見においでください。
三年生は、 最後にみんなでパチリと記念撮影。満足げな表情です。
冬はつとめて
朝一番に登校する児童が「先生、大変! 池がこおっているよ!」と教えてくれました。ウオーターパークの氷の下の金魚たちはとても寒そうです。いよいよ冬本番となりました。吐く息も白く、朝の気温の低さが身にしみます。
そんな朝の寒さの中、たくさんの子どもたちが校門付近の落ち葉掃きをしてくれています。数名がボランティアを始めたところ、「僕も、私も」と、低学年の子どもたちも参加してくれているのです。
自分の身長ほどの竹箒を使って落ち葉を集め、リヤカーに乗せて、校門付近はスッキリ。登校してくる友達とも元気に挨拶を交わしています。「みんなのために」「ちからをあわせて」、柳沢小の先輩達の伝統が受け継がれています。頼もしい子どもたちです。
5年生の教室では算数の学習です。
「Aさん、Bさん、Cさんがシュート対決をしています。この結果をもとに、誰をメンバーに選んだらいいと思う?」動画を見ながら考えます。「同じく6回入っているけど、10回チャレンジと12回チャレンジでは違うよね」「半分より多く入っている方がシュート率はいいよね」……。キーワードが出てきました。
「何回チャレンジしたか、ということと何回成功したかということを比べただけでは出せない対決がある!」
「さあ、どう考える?線分図で表すとどうなるのかな?」さっそく、鉛筆を動かす音だけが聞こえてきます。しばらくすると、書き終わった人から立ち歩いて友だちと情報交換を始めました。「自分はこう書いたけど、どうかな?」「ああ、そうか、そういうことなのね」積極的に友だちを見つけては説明。
答えが出せるということだけではなく、いかに友だちにわかりやすく説明できるかということが本人の力になります。友だちの良さも発見できます。こうした生き生きと学ぶ姿が高学年らしいです。
ニュースでは、インフルエンザ等の感染拡大が心配されています。三連休が明けて心配しましたが、体調不良での本校の欠席率は2.56%でした。お休みの間、ご家庭で気をつけていただいたおかげだと思われます。また気温が下がる予報が出ています。体調に気をつけて元気に過ごせますように。
ちがいはなんだろう?
3年生の算数の時間。「4分の1と4分の1メートルはどう違うの?」というのを考えています。
まず最初に班ごとに自分たちで考えを出し合います。「きっとこういうこと?」と言葉にしてみることで、自分の考えを形あるものとしていきます。中にはノートに説明を書き出す子どももいます。
答えを自分たちで考え、ひねり出していくのが楽しいようです。中には、「そんなの㎝で表せばいいじゃん! どうして分数使うのかな?」と、根源に迫る鋭い意見も出てきます。
どの子も自分なりの論理を持って口々に話しているから楽しそうです。先生が「それは違う」「こういう風に考えるんだよ」と簡単に否定したり、教え込んだりしては子どもたちの思考力は育っていきません。「じゃあ、じゃあさ、80㎝の4分の1って……。どういうこと?」「いい質問だねえ」「2メートルの4分の1ってどう表すの?」子どもたちの関心はどんどん広がっていて楽しい時間となりました。
授業のあとで、「きっと子どもたちは自分たちで考えを出すと信じて、待つことが大切ですよね」という担任の先生のお話が印象的でした。
2年生の教室では、「課題が終わった人は一緒に作りましょう‼」と、動画に合わせて折り紙をしていました。音声を消した動画ですが、子どもたちは「きっと次はこうするんじゃない?」「これは折り筋だね」などと予想を立てながら折り進めています。できあがったのは、
にっこりかわいいだるまでした。