保育ブログ

チームを通して・・・(3・4・5歳児)

 

運動会が終わり、保育園にはいつものにぎやかな日常が戻ってきました!

子どもたちがたくさん成長することが出来た運動会は、

私たち大人にも大きな影響を与えてくれたのではないでしょうか。

そう思うきっかけとなったエピソードをご紹介します。

 

チームのリーダーを任命されたKくん。

 

普段から「どうしてほしい?」「だいじょうぶ?」「お手伝いしようか?」と

自分の気持ちで動くのではなく、相手の気持ちに寄り添いながら関わる優しさがある一面から

リーダーをお願いしましたほくそ笑む・ニヤリ!

 

ですがチームでの活動が増えていく中で

そんなKくんだからこそ、自分の意見を伝えることよりも

お友だちの意見に寄り添いすぎて悩んでいることがあることや

そんな気持ちを ”見せてはいけない” と感じていたのか

本音を誰にも伝えずにいたことが後々分かりました。

 

そこですこし先生の手助けがありつつ話し合いが出来るように

時間を設けてみましたお辞儀

するとKくんは「やってみたい作戦がある」「ぼくが頑張っている時にみんなもいっしょにがんばってほしい」と

自分の気持ちを伝えることができましたキラキラ

 

 

Kくんの気持ちを知った同じチームの子たちもその日から少し雰囲気が変わり

困っている子がいたら助けようとしたり応援する声が聞こえたりするようになってきました!

 

 結果的には4位という悔しさが残る順位だったかもしれませんが

そのリレーの中でも子どもたち同士で声をかけあう姿や最後まであきらめない姿を見せてくれました。

 

この約1か月チームとして活動する中で経験した

自分の思いを伝えること

相手の気持ちを知ること

一緒の目的に向かって活動する楽しさを知ること

が、結果以上に大切なことなのだと子どもたちを通して改めて感じることが出来ましたキラキラ

 

そして、そんなKくんの悩みや葛藤を知りながらも

Kくんのことを信じて静かに見守ってくれていた保護者の方にも

大きな感謝の気持ちでいっぱいですうれし泣き

 

子どもたちにとっていい経験・学びがたくさんできるような保育を心掛けていくので

これからもどうぞよろしくお願いいたします心配・うーんハート