東部中日記

1,2年生書き初め大会

 本日、体育館にて1・2年生による「書き初め大会」を開催しました。どの生徒も真剣な面持ちで筆を握り、力強く、そして丁寧に、1年生は新たな決意2年生は生命の尊重という文字をしたためていました。紙にすべらせる筆の音が響き、会場全体が集中と緊張に包まれていました。

 講師には、米田富貴子先生をお迎えしました。米田先生は、東部中学校の卒業証書を書いてくださっています!米田先生のわかりやすい解説と見事なお手本を頼りに、生徒たちのやる気が目に見えて上がっていく様子が素晴らしかったです。

 書き初めは、日本の伝統的な新年の行事で、1月2日にその年の抱負や願いを込めて初めて書をしたためるものと言われています。古くから「一年の計は元旦にあり」とされ、書き初めで書いた文字がその年の心構えを象徴すると考えられてきました。また、文字を書く技術の向上だけでなく、姿勢や集中力を鍛える日本の伝統的な書写活動として知られています。筆に含ませる墨の量や筆圧によって線の表情が変わること、紙の余白の使い方が作品全体の印象を左右することなど、奥深い工夫が詰まっています。普段の授業とは異なる大きな半紙に取り組むことで、のびのびとした線を書く練習にもなります。

 生徒たちは、練習の成果を発揮しようと、一筆一筆に気持ちを込めて取り組んでいました。背筋を伸ばし、手元に集中する姿からは、文字の美しさだけでなく、その向こうにある努力や成長が感じられました。完成した作品は、どれも力強さと個性が光る素晴らしいものばかりです。

 今後は校内に掲示し、保護者や来校者の皆様にもご覧いただけるようにする予定です。生徒たちの頑張りを、ぜひご覧ください。