2025年10月の記事一覧
目標をもつことの大切さ~ソフトテニス日本代表米川結翔さん~
本日、6時間目にヨネックス株式会社所属、ソフトテニス日本代表選手の米川結翔選手をお招きし、ご講演をいただきました。お忙しい中、本校にお越しくださり、誠にありがとうございました。
米川選手は、
・全日本選手権ベスト8
・インカレ個人戦優勝
・インカレ団体戦優勝
・全日本大学王座戦優勝
・YONEX CUP 国際ソフトテニス札幌大会 第3位
・荻原旗・江口杯争奪 西日本公認ソフトテニス大会 優勝
など数々の輝かしい成績を収めておられ、現在は、全日本ナショナルチームに所属されています。
講演では、『夢や目標をもつことの大切さ』、『これまでの努力や苦労』について自身の経験をもとに語ってくださいました。また、講演会後には、男女ソフトテニス部に対して技術指導とデモンストレーションを行っていただきました。
米川選手の講演会で特に印象に残った言葉として、「出会う人を大切にする」、「目標を具体化する」がありました。
出会いを大切にすることで、自分の夢や目標に影響を与えてくれる人と出会えたり、新たな気づきを得たりすることができる。そして、家族や仲間の支えがあるからこそ自分は成長できるのだというお話に、生徒たちは深くうなずいていました。
また、目標は、”短期目標”、”中期目標”、”長期目標”に分けることで、理想とする最終目標を達成するためのステップアップになり、今の自分に何が必要なのかということを明確にすることができると教えてくださいました。
さらに、目標を達成するために、米川さんは、サッカー選手の本田圭佑さんの言葉である「環境にこだわれ」ということを意識しています。あえて、厳しい環境で自分を奮い立たせながら、自分よりレベルの高い人の考え方を参考にすることが目標達成への近道であるといくことを教えていただきました。
米川さんは、生徒からの質問にも快く応えてくださいました。
Q.ミスした時の対処法を教えてください。
A.「冷静な人には、勝てない」ということを頭に入れておくこと。感情的にならず、ミスをしても仕方がないと思うことが大切です。
Q.ルーティンはありますか。
A.ありません。ルーティンがあると、それができなかった時に焦ってしまう。
Q.緊張をほぐす方法はありますか。
A.緊張は悪いことではないです。大声や背中を叩いてもらうとよいと思います。
Q.振り返りをする際に、どうしてもマイナスなことばかりをを書いてしまうのですが、どうしたらよいですか。
A.マイナスなことは頭で考え、ポジティブなことを書くとよいです。プラスなものを視覚に入れる方がよいと思います。
Q.なぜ、小学校1年生からソフトテニスを始めたのですか。
A.両親のすすめが最初です。ですが、ソフトテニスをプレーしていく中で、好きになっていきました。
Q.大会に勝つためにはどうすればよいですか。
A.技術は、練習で成長させ、大会では、体力や心技体の向上を意識しています。
Q.勉強と部活動の両立はどのようにしていましたか。
A.学習はあまり得意ではありませんでしたが、授業は一生懸命に受けることは徹底していました。得意ではないことでも、できることは、最大限に行うことが大切だと思います。
講演後は、男女ソフトテニス部に、フォア打ち、バック打ち、サーブを丁寧に教えてくださり、最後には、4対1のゲームを行ってくださいました。
お手本の一球一球を見せていただくたびに、生徒から驚きと感動の声や表情があり、目を輝かしていました。
生徒たちは、将来に向けて、どのように目標を設定し、それに向かっていく方法を考えるきっかけになったと思います。挫折を経験しながらも、米川さんのようにひたむきにコツコツ努力を続けていけば、夢や目標は達成できるということが少しでも生徒たちに伝わっていれば幸いです。皆さんも、今の自分の夢や目標に向かて、試行錯誤を繰り返しながら、努力を続けてみてください。
米川結翔選手、貴重なご講演とソフトテニス部へのご指導、本当にありがとうございました。