七夕に何を願いますか?
本日7月7日は七夕ですね。七夕は「たなばた」または「しちせき」とも読み、古くから行われている日本のお祭り行事で、一年間の重要な節句をあらわす五節句のひとつにも数えられています。
毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉や竹につるし、星にお祈りをする習慣は今も残っていますね。笹や竹は、冬でも緑を保ち、まっすぐ育つ生命力にあふれていることから、神聖な植物とされ、願い事をつるすのに適していると言われています。
おおぐろ中にも七夕の願い事がたくさん飾られています。
部活動の目標や自分や家族の健康に関すること、成し遂げたい目標などが並ぶ中、
「世界平和」を願う短冊がありました!
「平和とは何か?」・「平和のために私たちができることは何か?」
改めて平和に関するこの問いを考える時間が、今の私たちには必要になっているように感じます。
ロシア・ウクライナ戦争やイランとイスラエルの戦争など、世界情勢が目まぐるしく変化し、平和が当たり前でなくなった時代に、この問いに自分なりの答えを出すべく、2年生は総合的な学習の時間で「平和学習」を行っています。
全5回で行う「平和学習」では
・平和とは何か
・戦時下の人々の暮らし
・戦争における民間人の被害や苦しみ
・戦後の日本が歩んだ道のり
・平和のためにいま私たちができること について学び、考えていきます。
今回は第1回と第2回の平和学習について紹介します。
「第1回 平和とは何か」では、どのような状態が平和なのか、日本は他の国と比較すると平和なのかについて考え、消極的平和と積極的平和という言葉の意味についても学びました。
・戦争がない=平和 とは限らないことに気づけた。
・日本は犯罪があるから平和ではないと思っていたけど、世界の他の国と比べると平和なのかもしれないと思った。
などの感想があがり、自分たちの当たり前や平和の定義について改めて考えるきっかけになったようでした。
「第2回 戦時下の人々の暮らし」では太平洋戦争中の国民の生活について、映像や資料をもとに学び、戦争が今の日本で起きてしまったら自分たちの生活がどうなるのか考えました。
・自分たちと同じくらいの学生も戦争のために働かされているのは衝撃的だった。
・自分の家族が戦争に行くことになったらと思うと、、、
などが生徒からあがり、いまの生活が恵まれていること、戦争が家族や生活などありとあらゆるものを変えてしまう恐ろしいものであると気づけたようでした。
この夏、日本は戦後80年を迎えます。改めて平和の尊さや日本が歩んできた歴史について向き合い、
「平和のために私たちができること」を考え、そのための一歩を踏み出していきたいですね。