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1. ☆ 7月16日(水)平和を真剣に考える3年生!!~鴇田教頭先生の特別授業1~

投稿日時: 07/16 サイト管理者

▼昨日7月15日(火)の2校時、D棟3階~4階のホールにて、鴇田教頭先生による社会科の特別授業が3年生の4学級を対象に行われました。まるで大学の講義のような雰囲気の中、集結してきた子ども達。

▼戦後80年特別授業「これからの平和を考える」~核兵器の学習を通して~(前編)」が始まりました。鴇田教頭先生からは、今日の問いに対してこれが正解だという答えはないということ、平和について考えてもらうことが目的ということが大前提として伝えられます。

▼学習テーマ「平和を維持していくために、どのようなことが必要だろうか」が提示されます。

▼前回の通常の社会科の授業のラストに、鴇田教頭先生が登場し、今回の授業についての予告がなされていました。その後、スクールライフノートを通じて、子ども達の生の声を拾い上げていた鴇田教頭先生。「核兵器とは、どのようなものか」「核兵器をめぐって世界と日本は何をしているのか」を中心に学習していくことが示されます。

▼1945年8月6日、午前8時15分、広島の上空で実際に原爆が投下された時の再現影像が流れます。投下から43秒後、地上約600メートルの上空で爆発した事実が告げられます。

▼人をも一瞬にして消し去ってしまうほどの威力。何という恐ろしい兵器でしょうか。

▼被爆者の証言が心に突き刺さります。

▼たくさんの方々の尊い命が失われた広島と長崎の原爆。生き残った方々も、どれだけたくさんの悲しみを背負ったことでしょうか。

子ども達のスクールライフノートには「いろんな人の目線から核兵器は必要なのかなどを勉強したい」「アメリカの視点から考えることは核兵器についてより深く知るために大切なことだと思う」といった考えも示されます。物事を一方向だけでなく、多面的に捉える視点を持っている子ども達。

▼アメリカの世論調査結果が示されます。「原爆投下は正しかった」と考える人が多いのはなぜか。

▼「どうしてなんだろう」。子ども達の表情には、そうした心の葛藤が見てとれます。何とかして多面的に考えようとする子ども達。

▼鴇田教頭先生から、原爆についての一冊の本が紹介されます。

▼現在、核兵器を持っている国を挙げていく子ども達。

▼核拡散防止条約について説明されます。

▼世界には何発の核兵器があるのか、3択で考えます。

▼「核兵器禁止条約」採択を目指したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の活動について紹介されます。

▼映像に釘付けになる子ども達。

▼様々な映像も交えた授業の最後、鴇田教頭先生は子ども達に次の問いを投げかけます。「日本は核兵器禁止条約に参加するべきか?」

▼一人ひとりが真剣に考え、自分の考えをまとめ、自分の言葉で書いていきます。これだけたくさんの子ども達いますが、ホールは静まりかえっています。

▼授業にのめり込み、深く、深く考え、自分の文章としてまとめ上げていく子ども達の姿。何と神々しいのでしょうか。

▲素晴らしい授業を展開してくださった鴇田教頭先生と、今日のテーマを考えに考え抜いた子ども達。この時間のホールには、学びの真剣な空気が満ちあふれていました。(第2回目の授業へと続きます)