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1. ☆ 7月26日(土)最後まで勝利を信じて戦い抜いた選手達に拍手!〜ソフトボール部県大会〜

投稿日時: 07/26 サイト管理者

葛北大会を無敗で制して県大会へと駒を進めた南流中ソフト部、千葉県総合スポーツセンターで1回戦を戦いました!以下、鴇田教頭による恒例の炎の「熱血レポート」お知らせです!!

 

ソフト部の県大会初戦、強豪印旛地区代表・佐倉市立上志津中学校との試合が行われました!会場となった県ソフトボール場は、6会場で行われる1回戦の中で唯一のソフトボール専用グラウンド!(他は野球場を使用するため、内野に野球用マウンドがあります) これまで中学校や高校の県大会決勝など、幾多の名勝負が行われてきた、千葉県ソフトボーラーの聖地です!きれいに芝生が張られた外野の奥でアップをしながら出番の第3試合を待つ選手達、目標としてきた県大会の晴れ舞台を前に胸が高鳴ります!

前の試合が終わり、いよいよベンチ入り!最高の舞台で、シートノックが始まります!スタンドには1年生部員や保護者の方々の超超大応援団!前顧問の松浦先生(現在は我孫子市立久寺家中学校勤務)や陸上県総体の合間を縫って応援に駆けつけてくれた深尾先生・野中未来先生の姿もあります!そして、何と、毎日南流山駅付近で南流中の自転車通学を見守ってくださっている、南流中応援団・野村さんの姿も!目黑PTA会長から託された黄色いPTAベストを身に纏い、選手達にエールを送ってくださいました!何と心強い、何と温かい応援団でしょうか!!選手達は、感謝の気持ちを声とエネルギーに変え、円陣を組んで気合いを入れます!さぁ、試合開始です!!

上志津中の先攻でプレーボール!南流中の先発投手はエースの小澤です!最も暑さが厳しくなる時間帯、猛暑に加えて、ピッチャーサークル内の慣れない足場の影響もあり、思うような立ち上がりとはなりません。2つの四球と盗塁、ワイルドピッチがあり、先制点を奪われてしまいます。なおもランナーを背負って四番打者を迎えるピンチ!しかし、ここは小澤が力投!右打者のアウトコースにキレのある速球を投げ込む得意の投球術で、四番、五番から連続三振を奪い、スリーアウト、チェンジ!1点の最少失点で切り抜けます!

反撃したい南流中の攻撃、1回裏、2回裏と、四球や八番関のセンター前ヒットなどでチャンスを作りますが、適度な荒れ球も交えてストライクゾーンを広く攻める相手投手の前になかなかタイムリーヒットが出ません。

0対1で迎えた3回表、伸びのあるストレートで空振りを奪いながらも、制球に苦しみ、ランナーを出したところで2本のタイムリーヒットを浴び、0対5と苦しい展開に⋯。3回裏、4回裏の攻撃では上位打線に強い当たりが出ますが、いずれも相手野手の正面に飛んでしまい、得点が奪えません。

5回表には、ここまで粘りながら奮投を続けた小澤が踏み出し足を負傷、無念の投手交代となります。後を託された小川、急な登板でしたが、これまでの練習の成果を信じて精一杯投げます!1人ランナーを出したものの、負傷しながらショートの守備に入った小澤のファインプレーもあり、無失点で切り抜けます!しかし、熱中症対策の給水タイムなどもあり、時間制ゲーム(1回戦は90分制)の残り時間はあとわずか。5点を追いかけ、5回裏、最後の攻撃に向かいます!

 

5点差をはね返したい南流中、チャンスを作るべく、八番からの打順に、伏見、安倍と連続で代打を送りますが、実らず、2アウトに。あと1人でゲームセット、ランナーはなし、絶体絶命の状況⋯。しかし、南流中ソフト部はこのままでは終わりません!2アウトになっても、勝利を信じて、仲間を信じて、ベンチから打者に笑顔でエールを送り続けます!すると、ここで流れが変わります!一番上野が、冷静にボールを見極め、四球で出塁!続く二番添田が強烈なピッチャー返し!ライナー性の打球が相手投手の足に当たり、内野安打に!2アウトランナー1、2塁、土壇場で反撃の狼煙が上がります!そして、打席に入るのは力投を続けたエース小澤!自らのバットで点を奪い返したい!そんな強い気持ちで振り抜くと、打球は高々とレフトへ!これがレフトの頭上を越え、走者一掃の2点タイムリースリーベースヒットに!ついに、ついに、南流中が得点を奪います!2対5となり、引き続きランナー3塁のチャンス!逆転勝利の希望が見えてきた南流中ナイン、四番平山に願いを託します!チーム全員の思いを背負って積極的にバットを振っていく平山、ファールが2つ続き、2ストライクと追い込まれます。そして、相手の投じたアウトコース低目のストレート、結果は⋯惜しくも平山のバットが空を切り、ゲームセット。最終回2アウトから驚異の追い上げを見せましたが、2対5で無念の敗退となり、南流中ソフト部の夏が終わりました。

 

どんなに苦しい展開でも最後まで笑顔でプレーを続けた南流中の選手達でしたが、試合終了の瞬間から、堰を切ったように涙が溢れます。今日までどれほどの努力を重ねてきたのか、どれだけ勝ちたかったか、とめどなく流れる涙から伝わってきます。それでも、最後まで凛とした姿で、戦った相手や審判、そして応援してくださった保護者の方々に感謝を伝え、グラウンドを後にする選手達。敗れはしましたが、本当に立派で素敵な、最高の子ども達です!

試合後、グラウンドの外に出た選手達に、3月まで監督を務めていた松浦先生が声をかけます。3年生が入部してソフトボールを始めたときから、グラウンドで共に汗を流してきた松浦先生、悔しい気持ちは選手と一緒です。

澁木監督、渡邉久子コーチからは、3年生は今日が終わりではなく、月曜日にもう一度学校のグラウンドに集まって、お世話になったグラウンドや道具をきれいにして3年間の活動を締めくくることが告げられます。そこで3年生一人ひとりから、想いが語られるのでしょう。今日は思いっ切り泣いて悔しがっていいから、落ち着いたら、しっかり自分を振り返ってほしい、と2人の先生からお話がありました。最後に、見守ってくださった保護者の方々に改めて感謝を伝えて、夏の県大会を終えました。

ソフト部のみんな、悔しい結果だったけど、最終回2アウトからの反撃は本当にすごかったぞ!感動した!でも、それよりも感動したのは、最後の瞬間まで諦めないで、みんならしく笑顔で声をかけ合う姿が見られたことだよ!このチームの最後の試合になってしまったけど、一緒にベンチにいて「いいチームだなぁ」って何度も思ったぞ!

3年生は、悔しい気持ちや反省点が浮かんでくるかもしれないけど、まず、今日まで頑張ってきた自分のことを自分で思いっ切り褒めてほしい。そして、この3年間を振り返って、ソフトボールを通じて成長できたことを見つけてほしい。みんなは間違いなく大きく成長したんだよ!いつか、「中学校でソフトボールを頑張ったからこそ、今の自分があるんだ」って気づく日が必ず来る!それほど、価値のある、大切な時間を過ごして来られたんだよ!この経験を、これから先の人生に生かしていこう!

2年生、1年生、素晴らしい先輩達と過ごした時間を財産にして、新チームで頑張ろう!一人ひとりが、どんな選手になりたいか、どんなチームを作りたいか、じっくり考えることがスタートだ!応援しているぞ!!