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11月27日(水)あすチャレアカデミー

 本日、4年生の児童を対象に車いすラグビー元日本代表の官野一彦様(かんちゃん)を講師にお迎えし、「あすチャレジュニアアカデミー」(主催:日本財団パラスポーツサポートセンター)を行いました。かんちゃんは高校生まで甲子園、プロ野球選手を目指して、県内でも有名な高校で野球をしていたこと、その後、甲子園に行けなかったこともありプロ野球選手を諦め、モテるためにサーフィンを始め、22歳の時に夕刻にサーフィンをしていてけがをし、幸運にも命は助かったが足が動かなくなり握力もなくなってしまったこと。入院時、意志から歩けなくなると聞いたが、リハビリを頑張ればなんとかなる、高校時代苦しい練習に耐えてきた自分なら頑張れば歩けるようになる大丈夫と思っていたが、一生歩けないという現実がわかったとき、死のうと思ったこと。しかし、看護師のお母様が自分の前では笑いとばしていたが夜中に隠れて泣いているのを知り、自分のことしか考えていなかったことを省みて母に悪いと思い、強く生きることを決意、また頑張ろうと思ったこと。そしてそのときからは今まで一度も死のうと思ったことはなかったこと。それからのかんちゃんは、2006年に車いすラグビーをはじめ、1番になるという目標をたてて(モテたいからだそうです)、パラリンピックで銅メダルを獲得するまでのこと、現在はパラサイクリングで世界一を目指していることなど自身のことを常に笑顔で楽しそうに伝えてくれました。自信の頑張りで何でもできるようにしてきたかんちゃんですが、違いがあることも事実で、一番困るのは「うんちのピンチ」。多くの人は、町中でトイレに行きたくなったらコンビニのトイレに行きます、しかしかんちゃんは多目的トイレでなければ用をたすことができません。多目的トイレや車いす用の駐車場は「本当に必要な人が必要な時に使えるように、ということを覚えておいて実践してほしいことを教えていただきました。授業の後には、みんなで体を動かしました。かんちゃんも含めたリレーを行う際のルールをみんなで考えました。4年生からはたくさんの案が出ました。最後に「かんちゃんはじゃんけんでチョキができません、どうしますか。」の質問に、4年生の児童からはたくさんの方法が出されました。「ちょっとの工夫でみんな一緒に遊べるね。」「できるかできないかではなく、どうやったらできるかを考えることが大切」と言うことをみんなで学ぶことができました。かんちゃんは「未来を変えるためには続けることが大切。」どんなことでも毎日続けてみよう![Yes I can]、やってみよう!という大切なことをみんなに伝えてくれました。明日へ、未来に向けてみんな!やってみよう!