校長先生から今日のお話

2025年6月の記事一覧

6月10日(火)進路について学んでいこう①

進路について学んで行こう ①

 いよいよ今日、梅雨入りの発表がありました。雨でじめじめとしたり、合間には晴れて暑くなる日があったりと不快指数の高い日が続きますね。そんな日々だからこそ仲間同士では、さわやかな笑顔で朝のあいさつをしよう。さて、3年生諸君にとっての夏、それは進路を考え、目標に向かって精一杯の努力をする夏となります。これまでは、小学校も中学校も義務教育ということで同じ地域の仲間と同じ学校で勉強や運動に励み、楽しい時間を過ごし、喜びや悲しみ、苦しみをも共にしてきました。そんな仲間とも中学校を卒業すると、それぞれ違う道を歩き始めるのです。その道の方向を決めるのが「進路」です。今日の東部地区学力テストは、君たちが進路を考える時に使う資料の1つとなるものです。
 これから君達は、卒業後の人生をどの方向に進むのかを本人、保護者、先生、まわりの大人達と考え、自己実現に向けて努力をしていかなければなりません。初めて経験する、人生の別れ道に差しかかっているのです。色々と不安なこと、苦しいこと、悩むことなどが自分に降りかかってくるときでもあります。君達の今までの人生の中で1番大変な時がこれから来るのです。でもだからこそ私は言いたい。苦しかったり、悩んだりするから人間として成長できるのです。苦しみや不安、悩みなどにつぶれてしまったり、逃げて楽な方に進んでしまったりしていては、自分の人生を切り拓くことにはなりません。挑戦し、壁にぶち当たりながらも必死で努力しなければなりません。傷ついたり、しんどかったりするだろうけど、へこたれないで乗り越えてほしいと校長先生は思っています。なにも成績が上がったり、希望する高校に合格することだけを言っているのではありません。それは単なる結果であって、大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人としての厚みや深みを増していくのです。これからの人生の中には、もっともっと大変なことはたくさんあります。その時、楽な方へ逃げてしまったり、つぶれてしまったりしないような、たくましく、しなやかで強い人間性をこの進路活動においても身に付けていくのです。 つづく