校長先生から今日のお話

2025年6月の記事一覧

6月13日(金)進路について学んでいこう④

進路について学んで行こう④

 生きるということは、刻一刻と流れ、先の見えない時のなかを、何らかの決断を繰り返しながら過ごすということです。例えば、最初の就職先に定年まで勤めるという人もいれば、方向転換をし、違う職業に就く人もいます。年老いた両親の面倒を見るために故郷に帰るという決断をする人もいます。要は「後悔しない人生を選べばいい」と最後には決断をするものです。さて、先を見るということは大切なことで、将来自分はどういうふうになりたいのか?というイメージを持っている人は、そのためには、今自分はどうしたらよいのかという判断がつきやすい。将来のイメージがないと、今すぐの損得で決断するから後で後悔をしやすいのです。将来のイメージがあると、今は損でも将来のためになるという判断がつくから、辛い努力や苦境に耐えることができるものなのです。簡単には絶望しないし、愚痴ることもない。今のことしか考えない者や、簡単に自分の限界を決め、苦労から逃げる者は「~はしたくない」、「~の方が楽だ」となりやすい。楽なこと、好きなことしかしない人は、自分が広がっていかない。後悔しないための決断には、心の支えがあると最高の助けとなります。それが家族だけではなく、先生、先輩、友達、後輩などに囲まれたら益々不安なしに全力を尽くせるよね。良い人間関係を作り保てる人になるための勉強を今学校で学んでいます。これからも教室に入ると「ほっとするクラス」をみんなで作っていきましょう。こんな力もよくいう「生きる力」の1つだと思います。   つづく