校長先生から今日のお話

10月21日(火)生徒会本部役員任命式、合唱集会 校長あいさつ

令和7年度 生徒会本部役員任命式 校長あいさつ

 みなさん、おはようございます。
まず、はじめに、これまで大沼中学校生徒会本部役員として、色々と大変な仕事を務めていただいた旧役員の生徒のみなさんには心からの敬意を表し、お礼を申し上げます。お疲れさまでした。みなさんのおかげで、生徒たち自らが大沼中を良い学校にしようという意識を高められたことは間違いありません。本当にありがとうございました。みなさんの功績は、校長や先生方より、本校の生徒たちみんながよく分かっています。今後とも後輩たちへの指導をよろしくお願いします。
 さて、自治という言葉を聞いたことはありますか。地方自治とか自治体という言葉も3年生は社会科の公民で習ったでしょうか…。自治とは、ある集団が自分たちで自分たちのことを決め、自分たちの目的を達成するために行動し、その事務や会計なども自分たちで行っていくことです。ただし、当然ですが自分勝手に好きなことをするという訳ではなく、例えば、私たちの住む埼玉県では、日本の国の法律や政治に従いながら独自の決まりである「条例」を定めてより良い生活のための政治を行っています。
 みなさんの所属する本校の生徒会も、先生方の指導を受けながら、自分たちのことを決め、より良い学校生活のために様々な活動をしているので自治体と言えますね。自治体には所属する人たちのために様々な事を取り決める役割を持つ議員や役員を選ぶ選挙があります。そして、立候補者は、自分が当選した時には、その自治体をどの様に良い方向に進めるかという公約(最近はマニュフェストといいますね)を述べ、選挙民はどの立候補者の言っている公約が自分の考えと合っているか、公約を実行する力のある人物は誰かを考え投票をするわけです。選挙は、自分に代わって自分に近い考えで政治を行ってくれる人を選ぶわけですから、民主主義社会ではとても重要なものです。生徒会活動は、みなさんが大人になってから、国民として、県民として、また市民や自分の所属する職場をはじめとする様々な自治組織の一員として、しっかりと責任を果たし、住みよく居心地の良い「場」を自分たちの手で創っていける人になるための勉強でもあるのです。まさに「学校は小さな社会」なのです。今回の改選選挙で当選した新役員の生徒たちは、自覚と責任感を持って役割を果たしてください。また、大沼中の生徒全員が生徒会の会員として、意見を言ったり、協力したりと大沼中をさらに良い学校にするために考え、行動することが大切です。新役員の生徒のみなさん、全校生徒のみなさん、どうぞよろしくお願いします。   令和7年10月21日 春日部市立大沼中学校長

 

令和7年度 合唱集会 校長あいさつ

 いよいよ明日、正和工業にじいろホール、いわゆる市民文化会館の大ホールを会場に合唱祭が行われます。生徒のみなさんは、1学期の後半にクラスでを決め、実行委員指揮者伴走者を決めて、パート練習を始めましたね。
 2学期になると段々と合唱祭への実感が湧いてきたようで、音楽の時間の真剣さが一層増し、総合的な学習の時間を使っての中間発表会や、放課後には異学年での交流会なども行っていましたね。とはいえ、校長先生の知らない所では、おそらく、練習方針をはじめとする意見のぶつかり合いや、当初いまいち緊張感のないクラスのみんなへの不満など、様々なドラマがあったのではないでしょうか…。でも、それらを乗り越え、ここ数日でクラスの合唱に向ける意識は急激に高まったように感じます。明日の合唱祭はどの学年、どのクラスも、精一杯自分たちのクラスの歌を歌いあげてください。そして歌い終わった後の充実感を、クラスの仲間担任の先生とで分かち合ってください。
 明日の合唱祭が素晴らしいものになるよう祈っています。がんばりましょう!

新生徒会本部役員の任命式

旧生徒会本部役員の生徒たち。1年間お疲れさまでした。

新生徒会本部役員の生徒たち。よろしくお願いします。