校長先生から今日のお話

9月30日(火)読書の秋

読書の秋

 9月もいよいよ最終日ですね。さて、読書の秋という言葉があります。何をするにも過ごしやすく、落ち着いて取り組める季節であるため、〇〇の秋という言葉がよく使われますね。そこで、みなさんにはこれまで何度も言ってきたことですが、読書の楽しみを知ってほしいと思います。最近、読書離れが進み、電車の中でも読書よりもスマートフォンをいじっている人が圧倒的に多く見られます。確かにスマートフォンでゲームをしたり、SNSで人とつながったりすることは楽しいですが…。また、読書は頭や心の栄養になるとか、国語の読解力を高めるなどとよく言われますが、そんなことのために本を読むのは少しさみしい気がします。それよりも楽しいから読むであってほしいのです。「読書尚友(どくしょしょうゆう)」という言葉があるように、本を読むことによって、作者、そして本によっては過去の偉大な人物とも友達のように会話を楽しむことができます。本を読み想像力をはたらかせることの楽しみをぜひ生徒諸君にも知ってほしいのです。どこでも簡単、手軽にできる読書、学校の朝読書の時間に限らず、少しでも生活の中に読書を取り入れ、楽しんでくれることを願います。
 保護者の皆様へ。私は幼少の頃、父親から「本ならいくらでも買ってあげる」と言われていました。その意図を当時は分かりませんでしたが、大人になり、読書の楽しみや自分を成長させてくれるということが分かりました。自分が父親になってからは、自宅の前が本屋さんであったこともあり、息子を連れてよく本屋さんに行きました。息子には、「父さんや母さんからおすすめの本を1冊買ってあげる。もう1冊はどんな本でもいいから好きな本を買ってあげる」と言って2冊息子に本を買ってやりました。今、お子様は、テレビやゲーム、動画視聴などが中心で本を読んでいないのではないでしょうか…。賢く心豊かな人を育てるためにも家族で読書に取り組んでみてはどうでしょうか…。(校長)