10月7日(火)中学生が恋をすること、そして失恋をどうとらえればいいのか
中学生が恋をすること、そして失恋をどうとらえればいいのか
今日はちょっとドキッとするタイトルの話をしますね。校長先生は、このような内容をタブー視して目をそらし、話をすることから逃げたりは決してしません。
人は誰でも生きている限り、相手の性別や年齢に関わらず、魅力を感じた人を好きになるものです。その人のことをもっとよく知りたい、もっと話してみたい、一緒にいたいと思うものです。中学生である君達ならば、人を好きになることはよくあることです。いわゆるお付き合いをする中学生もいますよね。電話で話したり、SNSでコミュニケーションをとったり、放課後一緒に帰ったり…その人のことを考えると気持ちがときめきますよね、その気持ちよく分かります。でもね…、普通に考えたら、恋のほとんどは失恋(恋が終わること)で終わります。運命の人と中学校で出会い、結婚し、死が2人を分かつまで一緒という人はほとんどいませんよね。しかし、失恋で終わることが圧倒的に多いからといって、恋をすることに憶病になる必要はありません。失恋は、傷つく痛みより、得るものの方が絶対に多いからです(後々になって分かることですが)。いつか本当に愛し合える人と巡り会い、幸せになるために必要な人生勉強の機会だと考えてください。人を好きになったことを後悔する必要なんてありません。
また、誰でも心の中に忘れられない人の1人や2人はいるものです。たとえ今、幸せな結婚をしている人でも、みんなそうです。忘れる必要などないのです。自分の心のアルバムにしまっておけばいいのです。そして別の人と出会い、その人と新しい幸せを築いていけばいいのです。人生で好きになった人はたった1人なんて淋しいではありませんか!たくさんの人と出会い、恋をし、別れた方が経験豊かになって楽しいでしょ!学ぶことも多いはずです。失恋して一時は傷ついて…そういうことを繰り返し経験して、やがてパートナーといい関係が築けるようになるのです。そのためにも失恋は必要なことなんです。みんなどんどん人を好きになって、どんどん失恋すればいいのです。
ただし、ただしです!そのことで勉強の成績が下がったり、部活動に打ち込めなくなったりするようならば、付き合い方を考え直さなければなりませんよ。お互いの存在がお互いを高め合える良い関係でいられないようならば、付き合う意味も価値もありません。また、もし恋のライバルがいても、その人の悪口を陰で言ったり、嫌がらせをしたりなど心のみにくいことは決してしてはいけません。学校はそれをいじめと判断しますが、それ以前に、人として恥ずべき行為をするなと言いたい。
今日は恋と失恋の話をしました。青春っていいな…。(校長)