学校ブログ

校長先生から今日のお話

10月12日(日)武里地区体育祭

 今日、校長先生は武里地区体育祭に招待され、地区のみなさんの応援に行きました。すると、「校長先生、おはようございます!」と元気のいい中学生の声がしました。見ると本校の生徒たちがボランティアで競技役員をしていました。爽やかな秋空の下、役員の仕事をする生徒たちの姿はとても輝いていました。校長として、とても誇らしい気持ちになりました。ボランティアで参加してくれた大沼中の生徒のみなさん、お疲れさまでした。(校長)

10月10日(金)校長面接

校長面接

 毎年恒例、2学期の後半は、3年生全員を対象に校長面接を実施します。今年度も先日からいよいよスタートしました。面接をしながら、生徒の素晴らしい受け答えに校長先生が感無量の気持ちになり、涙が出そうになることもあれば、「後日再面接!」と言い渡された生徒もいます。今の2年生たちからは、県公立高校では面接試験が全員対象に課せられます。今年の3年生たちは、一部の県公立高校と一部の私立高校の受験の型により面接が実施となります。
 校長面接では、中学校生活のこと、その高校を志望した理由、高校でがんばりたいこと、高校卒業後のこと、自分自身のことなど15分間、多岐にわたり質問をします。校長先生は30年以上のキャリアがありますので、質問を想定し、受け答えの練習をしっかりしてきた生徒とそうでない生徒とを一瞬で見抜きます。学活の時間に紙に書いただけで、言う練習をしていない生徒もすぐに分かります。将来のことを訊いても、安易に「まだはっきり決まっていません」という生徒がいます。中学生が自分の将来について明確なビジョンを見い出せないことは普通です。しかし、悩んで悩んで悩み抜くことが大切なのです。悩んだ結果、方向性だけでも何となく見えてくる者もいます。また一方で、しっかりと自分の適性を考えたり、身近な人の生き様から将来の生き方を考えたりして、それを言える人もいます。今、この小さな違いも、将来まで延長したらどれほどの差ができてしまうのか…。
 校長面接、3年生200人以上の生徒一人一人と私も真剣に向き合います。よろしくお願いします。

今日は中間テスト2日目です。みんな精一杯力を出し切ろうとがんばっていました。

10月9日(木)うさぎと亀

うさぎと亀

 ♪もしもし、亀よ、亀さんよ~ で始まる歌や昔話。幼い子供たちに、ひたむきに一生懸命努力すれば最後に夢はかなうということを教えている話ですね。今日は歌詞をよく考えてみましょう。
 まずはうさぎ、うさぎの敗因は、相手を見ながら行動していたところにあります。競走中に自分が相手よりリードしていたからといって、昼寝をしてしまう。自分と相手との差だけを見て行動しているのです。さらに、相手との実力差を慢心(いい気になり、おごり高ぶること)や油断に変えてしまっている。この心情は「♪どうしてそんなにのろいのかぁ~」の部分に表れていますね。謙虚さがなくなった時、勝負はおのずとついてしまうのです。
 次に亀は、コツコツと努力を続けたことが何よりも大きな勝因です。自分のゴールが何であるのかを常に見つめながら行動していたのです。亀の目標は、うさぎに勝つことではなく、自分の出せる力を精一杯出して、レースのゴール地点まで一生懸命に進むことでした。
 さて、今の君はうさぎと亀のどちらだと思いますか…。今日は2学期の中間テストでしたが、テストをはじめ勉強の成績について、平均点や集団内における順位ばかりに目を奪われていないでしょうか…。来年度はすべての教科で平均点の公表をやめようと思っています。勉強の成績を人と比べることに意味はないからです。中学校時代という限られた時間の中で、何を目標にしてがんばるのか…を考えてもらいたい。この秋、じっくりと勉強や部活動などにおける、自分の目標を決めて、目標達成に向けてがんばってもらいたい。(校長)

10月8日(水)稽古

稽古

 大相撲で史上最多の優勝45回を誇る第69代横綱の白鵬が先日、テレビの対談番組に出ていました。15歳で相撲部屋に入門し、通算1187勝、優勝45回、横綱の在位は約14年に渡る84場所で、いずれも史上最多を記録した大横綱です。引退会見のVTRで、「若い世代へのメッセージやエールは」との質問に、「基本を大事にして、まずはをつくって、その型ができた時に型を破る、まさに『型をもって、型にこだわらない』これができれば、必ず強くなっていくんじゃないかなと思います。相撲人生の中で、たくさんの技を持っている人はひとつも怖くなかったです。型をもっている人が怖かったです」と語っていました。力強さはもちろん、卓越した技を兼ね備えた白鵬だからこそ、相撲道の神髄を「基本」と「型」をもって言い表したように思えました。
 芸事や武道の練習を「稽古(けいこ)」と言いますね。生徒諸君は漢字の意味を考えたことはありますか。古(いにしえ)を稽(かんがえる)ということなんですね。古くからのものは、歴史を経て出来上がった1つの完成形という価値観であり、歴代の名人や達人を手本に、先人の道に倣い(ならい)、一歩でも近づくよう努力を重ねることが稽古するということなんです。難しい技は、きちんとした基礎基本があってこそ身につけられるのであり、まず、基礎・基本を身につけたうえで創意工夫を加えていくのです。いかなる時代にも忘れてはならないことなのだと思います。私も校長室に掲額されている歴代の校長先生方の写真を毎日見て、改めて思いを学ばせてもらおうと日々思っています。
 さて、君達「中学生」の稽古とは、誰から何を学ぶことなのでしょうか…。(校長)

2年生、今日は合唱の中間発表会です

今月15日(水)の駅伝大会が楽しみです!

 

10月7日(火)中学生が恋をすること、そして失恋をどうとらえればいいのか

中学生が恋をすること、そして失恋をどうとらえればいいのか

 今日はちょっとドキッとするタイトルの話をしますね。校長先生は、このような内容をタブー視して目をそらし、話をすることから逃げたりは決してしません。
 人は誰でも生きている限り、相手の性別や年齢に関わらず、魅力を感じた人を好きになるものです。その人のことをもっとよく知りたい、もっと話してみたい、一緒にいたいと思うものです。中学生である君達ならば、人を好きになることはよくあることです。いわゆるお付き合いをする中学生もいますよね。電話で話したり、SNSでコミュニケーションをとったり、放課後一緒に帰ったり…その人のことを考えると気持ちがときめきますよね、その気持ちよく分かります。でもね…、普通に考えたら、恋のほとんどは失恋(恋が終わること)で終わります。運命の人と中学校で出会い、結婚し、死が2人を分かつまで一緒という人はほとんどいませんよね。しかし、失恋で終わることが圧倒的に多いからといって、恋をすることに憶病になる必要はありません。失恋は、傷つく痛みより、得るものの方が絶対に多いからです(後々になって分かることですが)。いつか本当に愛し合える人と巡り会い、幸せになるために必要な人生勉強の機会だと考えてください。人を好きになったことを後悔する必要なんてありません。
 また、誰でも心の中に忘れられない人の1人や2人はいるものです。たとえ今、幸せな結婚をしている人でも、みんなそうです。忘れる必要などないのです。自分の心のアルバムにしまっておけばいいのです。そして別の人と出会い、その人と新しい幸せを築いていけばいいのです。人生で好きになった人はたった1人なんて淋しいではありませんか!たくさんの人と出会い、恋をし、別れた方が経験豊かになって楽しいでしょ!学ぶことも多いはずです。失恋して一時は傷ついて…そういうことを繰り返し経験して、やがてパートナーといい関係が築けるようになるのです。そのためにも失恋は必要なことなんです。みんなどんどん人を好きになって、どんどん失恋すればいいのです。
 ただし、ただしです!そのことで勉強の成績が下がったり、部活動に打ち込めなくなったりするようならば、付き合い方を考え直さなければなりませんよ。お互いの存在がお互いを高め合える良い関係でいられないようならば、付き合う意味も価値もありません。また、もし恋のライバルがいても、その人の悪口を陰で言ったり、嫌がらせをしたりなど心のみにくいことは決してしてはいけません。学校はそれをいじめと判断しますが、それ以前に、人として恥ずべき行為をするなと言いたい。
 今日は恋と失恋の話をしました。青春っていいな…。(校長)

10月6日(月)地域と共に生きる

地域と共に生きる

 昨日、春日部中学校の校庭を会場に、粕壁地区体育祭が行われました。本校の学区からも、大池地区、立沼地区、内谷地区の方々が参加をし、徒競走、二人三脚、玉入れ等々の競技を楽しく行い、爽やかな汗を流していました。校長先生も招待され、みなさんの応援に行きました。参加していた方々の年齢層は、お年寄り、みなさんの保護者、そして小中学生と広いものでした。生徒諸君は、春日部市という地域社会に住み、その地域社会に育てられ、成長していくのです。今後も地域の清掃活動、体育祭、祭り、防災訓練等々の行事には積極的に参加してほしいと思います。そしていつの日か、諸君も地域社会を中心となって支える存在となってほしいとも思います。「地域社会」とは、人、物、文化などを次の世代へバトンを渡していくものなのです。大沼中学校の学校教育目標、「心身ともに健康で社会に有為な人づくり」は、ここにもつながっているのです。(校長)

10月5日(日)粕壁地区体育祭、本校の生徒も出場していました

10月6日(月)今週も元気にがんばりましょう! 駅伝練習も盛り上がってます!

1年生 保健体育 選択

1年生 音楽 合唱

1年生 英語 

2年生 保健体育 選択

2年生 美術 篆刻

2年生 数学 一次関数のグラフ

2年生 理科 消化

3年生 理科 塩化銅の電気分解

3年生 社会 公民 政治と民主主義

3年生 数学 二次関数

3年生 英語 リスニング

7、8、9組 自立活動

 

 

10月3日(金)堂々と違っていなさい

 

堂々と違っていなさい

 世界的に有名なファッションデザイナーであるココ・シャネルがこんな言葉を残しています。「かけがえのない存在になるためには、常に他人と違っていなければならない」と。シャネルが言いたかったことは、和を乱す自分勝手な行動をしなさいということではなく、それぞれの人間には個性というものがあり、その個性が結果として他人との違いを生む。だから「堂々と違っていなさい」と言っているのだろうと校長先生は思っています。現在、来年度に向けて校則を見直そうという動きが1学期の生徒総会だけではなく、教員の中からも出てきています。生徒諸君には集団生活を送る上でのルールマナーと自分の持っている“キラリと輝く良い個性”というものを見つめ、見極めて行動するという、中学生として高度な判断力実践力が求められます。中学生として自分の個性を磨きなさい。(校長)

今日は、本校を会場に南ブロック特別支援学級交流会が行われ、武里中、春日部南中、大増中、大沼中の4校で楽しく汗を流し、仲間づくりができました。

2年生 技術 木材加工

2年生 英語

2年生 国語 平家物語 暗唱テスト

1年生 英語

1年生 数学 方程式

1年生 国語

 

10月2日(木)次への一歩を踏み出そう

次への一歩を踏み出そう

 人は生まれてくるとき、母親の何倍もの苦しみの中でがんばり抜いて生まれてくるのだそうです。苦しみの世の中に、苦しい思いをして生まれてきたからこそ、友情の嬉しさを知り、思いやりの温かさを感じ、愛の気高さを知るのです。
 新人戦の地区予選がおおむね終わりました。3年生は東部地区テストが返却され、先週末は北辰テストがありましたね。中間テストも来週ですね。ここで沼中生諸君に言いたいことは、試合や試験の結果も大事なことだけど、それよりも、どれだけがんばって練習したか、どれだけがんばって勉強をしたのか、努力や挑戦をし続けたのかの方が人間の一生の財産になるということ。県大会出場を決めた部は益々がんばりなさい。懸命に戦ったけど負けてしまった部は、顔を上げ胸を張りなさい。そしてまた立ち上がり、次への一歩を踏み出そう。(校長)

2年生廊下の掲示

駅伝練習

生徒会役員選挙の選挙運動が始まりました。

3年生 美術 敷き詰めパズル

3年生 音楽

3年生 理科

3年生 数学 二次関数

3年生 国語 漢語、外来語

1年生 理科 物質の融点と沸点 ワインを加熱しています

2年生 英語 スピーチプラクティス

2年生 理科 消化

2年生 数学 一次関数

2年生 国語 平家物語 暗唱

1年生 国語

1年生 国語

1年生 保健体育 選択

7、8、9組 数学

 

 

 

 

 

10月1日(水)保護者の皆様へ ~手伝いをさせましょう~

保護者の皆様へ  ~手伝いをさせましょう~

 「日本の母親は召使いのように子供に仕える」と、ある著名なアメリカ人がテレビで言っていました。「アメリカの母親は召使いのように子供を使う」とも。“召使い”という表現は適切ではないと思いますが、日本の母親は、子供のニーズを先回りして、あれこれと手を焼き、子供の機嫌を損なわないように気を遣い、自分のことは後回しにします。子供の世話をして、子供に家事などの仕事をさせないことを親の愛情の1つと思っている方もいます。しかし、それは子供のペット化です。自分で食べ物を獲得せず、与えられたものを食べ、身の周りのことを全てやってもらっているペットは、たくましく自分で生活する力を失い、依存し、わがままになります。もしそのペットが飼い主を失ったら自分で生きていくことはできるでしょうか…。
 子供を成長させるためには、力を発揮させる機会を与えなければなりません。掃除をしたり、洗濯物を干したり、料理をしたりするときは、幼い頃から子供をそばに置いて話しながら少しずつ見習わせることが大切です。そうして子供に任せられる仕事を1つ1つと増やしていき、それを認め、ほめ、感謝することで子供は自信を持った生活力のある人間に成長していくのです。このような機会の少ない子は、何でも親がしてくれると勘違いしています。自分は学校生活と習い事さえしていればよいと…。学校生活などで困難やトラブルにぶつかっても、それを自分の力で解決しようとはせず、周囲の人間や環境のせいにして逃避することも少なくありません。また、そのような場面に接した親も、決して我が子のいたらなさを指摘したり、叱咤激励したりせず、周囲の人間や環境のせいにするなど外部批判をします。そうならないためにも、子供だけではなく、「家事は家族みんなで分担してすることが当たり前」という生活を送りたいものです。家庭での生活を通し、たくましく生きていくためのスキル精神の両方を養いたいものです。(校長)

9月30日(火)読書の秋

読書の秋

 9月もいよいよ最終日ですね。さて、読書の秋という言葉があります。何をするにも過ごしやすく、落ち着いて取り組める季節であるため、〇〇の秋という言葉がよく使われますね。そこで、みなさんにはこれまで何度も言ってきたことですが、読書の楽しみを知ってほしいと思います。最近、読書離れが進み、電車の中でも読書よりもスマートフォンをいじっている人が圧倒的に多く見られます。確かにスマートフォンでゲームをしたり、SNSで人とつながったりすることは楽しいですが…。また、読書は頭や心の栄養になるとか、国語の読解力を高めるなどとよく言われますが、そんなことのために本を読むのは少しさみしい気がします。それよりも楽しいから読むであってほしいのです。「読書尚友(どくしょしょうゆう)」という言葉があるように、本を読むことによって、作者、そして本によっては過去の偉大な人物とも友達のように会話を楽しむことができます。本を読み想像力をはたらかせることの楽しみをぜひ生徒諸君にも知ってほしいのです。どこでも簡単、手軽にできる読書、学校の朝読書の時間に限らず、少しでも生活の中に読書を取り入れ、楽しんでくれることを願います。
 保護者の皆様へ。私は幼少の頃、父親から「本ならいくらでも買ってあげる」と言われていました。その意図を当時は分かりませんでしたが、大人になり、読書の楽しみや自分を成長させてくれるということが分かりました。自分が父親になってからは、自宅の前が本屋さんであったこともあり、息子を連れてよく本屋さんに行きました。息子には、「父さんや母さんからおすすめの本を1冊買ってあげる。もう1冊はどんな本でもいいから好きな本を買ってあげる」と言って2冊息子に本を買ってやりました。今、お子様は、テレビやゲーム、動画視聴などが中心で本を読んでいないのではないでしょうか…。賢く心豊かな人を育てるためにも家族で読書に取り組んでみてはどうでしょうか…。(校長)