学校ブログ

校長先生から今日のお話

6月11日(水)進路について学んでいこう②

進路について学んでいこう②

 今日は絶対に忘れてはならないことを話します。

★一人ぼっちにならないことみんなで励まし合っていくこと
 人は苦しいとき、つい「自分だけが…」と思いがちですが、中学3年生はみんな同じように辛いのです。その苦しさを共有し、お互いに励まし合いながら乗り切ろう。苦しいときに芽生え育った友情はとても強く美しいものです。
★君は1人じゃない。応援してくれる人がいっぱいいる
 家族、先生方、その他の大人の人達、たくさんの人が君のために力になろうと思っています。君が内心「うるさいなぁ」と思うようなことをガンガン言うのもそのためなんだよ。気持ちを落ち着けて「ありがたいなぁ」と思えば、気持ちがスーッとして「がんばろう!」という気持ちが自然に生まれてくるはずです。
★最後にクラスのことも忘れないで
 良いクラス、良い仲間を作ることは結局、自分自身に返ってくることなのです。これまでスキー教室、修学旅行、体育祭、合唱祭など色々な行事がありました。一人一人が一生懸命取り組みました。それが集結してクラスの力になりましたね。クラスの力は一人一人の力を大きく羽ばたかせてくれるものです。今年は3年生として、クラスに限らず1、2年生のときの同級生や部活動の仲間など本当にたくさんの仲間が君の周りにはいるはずです。3年間の様々な活動を通してかけがえのない友情を育み、それが人生の財産であることを知るでしょう。そしてどんな時も君の味方になってくれる家族という存在の大きさも知ることになるでしょう。共に支え合い、喜び合える仲間づくりを残りの日々でしっかりやっていこう。 つづく

6月10日(火)進路について学んでいこう①

進路について学んで行こう ①

 いよいよ今日、梅雨入りの発表がありました。雨でじめじめとしたり、合間には晴れて暑くなる日があったりと不快指数の高い日が続きますね。そんな日々だからこそ仲間同士では、さわやかな笑顔で朝のあいさつをしよう。さて、3年生諸君にとっての夏、それは進路を考え、目標に向かって精一杯の努力をする夏となります。これまでは、小学校も中学校も義務教育ということで同じ地域の仲間と同じ学校で勉強や運動に励み、楽しい時間を過ごし、喜びや悲しみ、苦しみをも共にしてきました。そんな仲間とも中学校を卒業すると、それぞれ違う道を歩き始めるのです。その道の方向を決めるのが「進路」です。今日の東部地区学力テストは、君たちが進路を考える時に使う資料の1つとなるものです。
 これから君達は、卒業後の人生をどの方向に進むのかを本人、保護者、先生、まわりの大人達と考え、自己実現に向けて努力をしていかなければなりません。初めて経験する、人生の別れ道に差しかかっているのです。色々と不安なこと、苦しいこと、悩むことなどが自分に降りかかってくるときでもあります。君達の今までの人生の中で1番大変な時がこれから来るのです。でもだからこそ私は言いたい。苦しかったり、悩んだりするから人間として成長できるのです。苦しみや不安、悩みなどにつぶれてしまったり、逃げて楽な方に進んでしまったりしていては、自分の人生を切り拓くことにはなりません。挑戦し、壁にぶち当たりながらも必死で努力しなければなりません。傷ついたり、しんどかったりするだろうけど、へこたれないで乗り越えてほしいと校長先生は思っています。なにも成績が上がったり、希望する高校に合格することだけを言っているのではありません。それは単なる結果であって、大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人としての厚みや深みを増していくのです。これからの人生の中には、もっともっと大変なことはたくさんあります。その時、楽な方へ逃げてしまったり、つぶれてしまったりしないような、たくましく、しなやかで強い人間性をこの進路活動においても身に付けていくのです。 つづく

 

6月10日(火)自分

きたえるのも自分、なまけるのも自分
がんばるのも自分、いねむりしているのも自分
自分自分でなくなりはしない
終わったことは変えられない
他人を変えることも難しい
でも、これからのことや自分のことは
自分でがんばろうとすれば
今すぐ自分で変えられる
未来の扉のカギはみんな自分が握っている

 多くの部活動で学校総合体育大会が終わりました。昨日はなんだか気が抜けたような雰囲気が3年生のフロアに漂っていました。3年生にとって部活動の集大成の大会が終わったのですから、それも仕方のないことだな…と思いました。無理にがんばれとは言わないし、たまには少しゆっくり今後のことを考えてみることも大切です。でもね、校長先生のような年寄りとは違い、みなさんは弾けるような若さとエネルギーを持っている中学生です!なるべく早く次への志を立てて新たな一歩を踏み出そう!

6月9日(月)負ける練習

負ける練習

柔道の基本は受け身
受け身とは投げ飛ばされる練習
人前でたたきつけられる練習
人前でころぶ練習
人前で負ける練習です

つまり人前で失敗をしたり
恥をさらす練習です
自分のカッコの悪さを
多くの人前で
ぶざまにさらけ出す練習
それが受け身です

長い人生には
カッコ良く勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥を
さらすことの方が
はるかに多いのです

そして
負け方や受け身の
本当に身についた人間が
苦しみに耐えて
他人の心の痛みを
心の底から理解できる
優しく暖かい、そして強い人間になれるんです

相田みつを(一部抜粋)

 カッコよく見られたい。カッコ悪いことはしたくない…。ちょうどみんなはそういう年頃ですよね。とってもよく分かります。でも、カッコ悪く投げ飛ばされることだってあるわけです。何をやってもね。柔道でいえば、その時に受け身ができないと大きなケガをしてしまいますよね。
 たまには派手に投げ飛ばされて負けたっていいんです。その事が必ず役に立つのだから。投げられまい、投げられまいとするよりも、投げられたときに受け身をとり、すぐに体勢を立て直す。そんな人になりたいですね。
 学校総合体育大会の地区予選の多くが終わりました。勝った部活、上位の大会に出場が決まった部活は、益々気を引きしめてがんばりなさい。一方、負けてしまった部活の生徒諸君、当然だがまだ人生の結果が出たわけじゃない。気持ちを鎮めてこれまでを振り返り、次への心の準備をしよう。決意をすることは大切なことだ。人の生き方を決めるのは魂だからだ。元気だしていきましょう!(校長)

6月6日(金)神様からのメッセージ

 学総集中日もいよいよ最終日ですね(陸上やバドミントンは別日)。さて、私は教員時代、陸上競技部の顧問をしていました。そこでよく当時の生徒たちに指導していたことは、「陸上の神様が君に教えようとしていたことは何だったんだろう…?」ということでした。陸上競技には相手はいません。誰にも邪魔されずに決められたレーンを走り、与えられた場で幅跳びや高跳びなどを試技する。これまでの自分と向き合い、自己新記録を目指す。そんな競技です。思うような結果が出なかったときは、陸上の神様はきっと、自分に人間として何かを伝え、教えてくれているのではないかと思うのです。さて生徒諸君、野球の神様、バスケットの神様、テニスの神様、…etc、それぞれの競技の神様は、君たちにどんなことを教えてくれましたか…。「よくがんばったね」「まだまだ取り組みが甘いぞ」「この経験をこれからの人生で生かしなさい」…。~の神様と表現しましたが、それは生徒諸君ののことなのです。どう受け止めるかは人それぞれです。
さぁ、今日一日を精一杯がんばろう!

6月4日(水)もっと熱くなれ!

 学校総合体育大会が始まりました。初日の昨日、市内の各会場を回りましたが、どの部にも感じたことを言いますと、沼中生諸君!君たちは、はっきり言ってお行儀良すぎます!スポーツの目的は勝つことではないけれど、目標は勝つことでしょ…。ならば、もっと声を出せ!もっとラケットやバットを魂込めて思い切り振れ!もっと強くボールを叩け!もっと走れ!男子バレー部のTシャツの背中にはこう書いてある!「勝ちたいならば声を出せ!」と。3年生、最後の大会だろ!もっと熱くなれ沼中生!見ていてたいそう歯がゆい。(校長)

6月2日(月)仲間との誓い

仲間との誓い

 いよいよ明日から学校総合体育大会が始まります。普段同じ教室で勉強し、同じ学年の仲間として過ごしているわけですが、選んだ部活動は人それぞれですね。明日からの大会では、競技は違ってもお互いに大沼中学校の仲間として全力を尽くしてがんばろう!仲間との誓いを胸に、力の限り精一杯のプレーをし、声を出し仲間を応援しよう!

 

5月30日(金)生徒朝会(部活動壮行会)

【校長先生からのお話(一部抜粋)】

 生徒のみなさん、おはようございます。

 いま、各部の代表の生徒から、来週から始まる学校総合体育大会への意気込みを聞きました。どの部の代表からも3年生にとっての最後の大会にかける意気込みが伝わってきました。3年生の生徒諸君に言いたいことは、「やり切れ!」ということです。今月君達は、修学旅行体育祭という2つの大きな行事を通してたくさん得るものがあったと思います。そして成長することができました。しかしそれらは、きちんと事前の準備をしたり、練習をしたりしたことと、当日、心を一つにして「やり切った」からです。来週から始まる大会も、できる準備や練習を最後の最後までやり、試合当日も悔いの残らないプレーや仲間への応援をしてほしいと思います。

 1、2年生の生徒諸君もお世話になった3年生の先輩の部活にかける姿勢を学んでください。そして来年、再来年、先輩方を越えていくことが先輩への恩返しになるということを胸に刻んでください。校長先生も可能な限り、時間を見つけて試合会場を回り、がんばってプレーをする君たちの姿を心と写真に焼きつけに行きます。健闘を祈ります。がんばってください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月29日(木)教育実習生、よくがんばりました!

 いま大沼中学校には、本校を卒業し、将来学校の先生になろうと大学で学んでいる教育実習生が3名来ています。3名とも同じ学年で、校長室で当時の卒業アルバムを見て懐かしい話で盛り上がっていました。先日の体育祭でも生徒と共に一緒に練習したり、応援したりしてくれました。教員チームのリレーにも出場しました。そんな教育実習も今週で終わりになります。今週は3人とも実習のまとめの研究授業を行いました。日頃お世話になっている大学の先生も参観にお見えになりました。将来の学校の先生の卵ですので、大いに期待しています。明日はさみしいお別れの日となります。実習生のみなさん、大沼中はいかがでしたか…。残りの学生生活を楽しんでくださいね。そして近い将来、ご縁があれば、一緒にお仕事をするかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いします。お疲れさまでした。

 

5月28日(水)基礎・基本を大切に

 大相撲や日米両プロ野球選手たちが連日カッコ良い、素晴らしいプレーを披露していますね。今日は、「基礎・基本を大切に」という話をします。どんなジャンルでもそうなのですが、プロと呼ばれる人たちは基礎的な練習を非常に大切にしています。野球選手で言えばキャッチボールや素振り、サッカー選手で言えばパスやトラップなど基礎的な練習を本当に大切にし、繰り返し繰り返し練習しているそうです。では、君達中学生にとっての“基礎・基本”とは何でしょうか?一言でいえば、“基本的な生活習慣”の確立です。具体的には、①時間を守る、②あいさつや返事がしっかりできる、③健康管理ができる、④授業や家庭学習にしっかり取り組むなどです。これらのことがしっかり出来れば、勉強も部活動も自然と目に見える結果となって表れてきます。基礎・基本を大切にして、中学生として大輪の花を咲かせてほしいものです。

 

5月27日(火)目標と目的

 今日は体育祭の表彰朝会を行いました。体育祭を通して、「机の上では学べないこと」をたくさん学んだことだと思います。優勝という「目標」は各学年1クラスしか達成できません。でもね、そんなことよりずっとずっと大切なことが体育祭の「目的」にはあるのです。それは、体育祭を通して、仲間と心を1つに活動することの喜びを感じ、これまで以上に仲の良いクラスになることです。今後君達の人生でも「目標」に届かないことはたくさんあります。しかし「目標」だけに捕らわれることなく、「目的」を見つめ考えてほしいと思います。今年の体育祭が本当の意味で成功したと言えるのは、今後の君たちの生活が向上し、今まで以上に良い仲間になったと誰もが思えたときなのです。

5月24日(土)体育祭 ~優しさと強さ、そして賢さをありがとう~

 最高の天候とグランドコンディションの中で行われた第49回体育祭。どの学年もどのクラスもこれまで連日練習を重ねてきましたね。今日は保護者・地域の皆様やご来賓の皆様がたくさんお越しになられました。それだけ大沼中の生徒諸君への関心や期待が高いということです。競技の様子を見ていると、学年が上がるにつれて、より速く、より力強くなり、成長を感じました。1、2年生は来年度は今年の先輩を超える気概をもってほしいと思います。それは体育祭に限ったことではなく、日々の学校生活をいかに充実させるかにかかっているのです。また、体育祭で“いいなぁ”って思ったことを2つ。1つ目はみんなで精一杯の声で応援していたこと。はやく終わった者が、クラスにかかわらず競技中の選手に「がんばれー」と声をかけ応援していたこと。また学年を越えて先輩や後輩を応援していたこと。私は大沼中学校の生徒たちのこういった気質が一番嬉しい。そうです、みんな大沼中の仲間なんだということ。2つ目は、朝礼台に上がり発言した生徒たちが先生方顔負けの素晴らしい発言内容であったこと。このことは今の大沼中の文化の高さを表しています。審判をしてくれた生徒のみなさんもよくやってくれました。放送委員の放送もよかった。図書委員の早く正確な得点集計も見事でした。開会式で校長先生が、保護者・地域の皆様、ご来賓の皆様方に対し、「今日は本校の自慢の生徒たちがさわやかな笑顔、輝く汗、もしかしたら美しい涙も見せます」と言ったことを覚えていますか…。そうです、君たち沼中の生徒たちを自慢に、そして誇りに思います。今日の体育祭を通しその思いは益々強まりました。今日は沼中生の優しさ強さ、そして賢さをありがとう。

 

5月23日(金)保護者の皆様へ

 これまでの経験常識では通用しない問題が増えています

 子育ての不安、友人関係のトラブル、いじめや不登校などで悩みを抱えたときに、配偶者や親・兄弟・友人などに相談することが基本的にはよいのですが、それだけでは解決できないこともあります。社会の急速な変化家庭環境の多様化から、これまでの経験だけでは適切な助言が難しい問題も多くなってきているからです。そんな時には、迷わず専門家専門機関に相談しましょう。学校の教員、スクールカウンセラー、市役所こども相談課、市や県の教育センター、警察の生活安全課や青少年相談窓口、児童相談所、民生・児童委員など様々な相談機関があります。それぞれの特色を知り、相談内容にふさわしい機関を選び、勇気を出して相談してみましょう。

     保護者の生き方が、子供への最高の教育になる

 これまでは、勤勉で従順な人が社会から求められましたが、これからは問題を解決するために自分で考え、工夫し、新しい発想で行動する、勇気ある社会人が求められます。

 自分にかかる損得だけでなく、地域そして社会全体にまで目を配り、積極的に社会やその問題に関われる人に育てるために、まず親自身が新たな社会に順応し、新たな価値観のもとで、子供の前で手本となり、堂々と胸を張り行動できるよう努力や挑戦をすることが大切です。

5月22日(木)道

 道 

 道はいつもひらかれている
 道はすべての人の前にひらかれている
 学び、知ろうとする意欲
 考えようとする意欲
 向上し、がんばろうとする意欲
 少し意欲を持ちさえすれば
 自分の歩く道が少しずつ見えてくる 
 道はいつもひらかれている

 今日は生徒諸君に「道」という詩を送ります。先日の修学旅行で3年5組が茶道体験をしたときの先生の言葉にも通じるものがあります。不平不満、愚痴や弱音もたまにはいいだろう。でもね、どんなに辛くても、少しずつ、一歩ずつでも進まなければ、“なりたい自分になる”というゴールにはたどり着けない。自分でしっかりと考え、行動することしかないのである。大沼中の生徒たちのがんばりに期待します。

 

5月21日(水)楽しいイベントには支えてくれている裏方がいる

 今日は午前中、体育祭の予行を行いました。最後の講評でも述べましたが、体育祭の競技はまだまだこれから数日間で伸びます。みんなで知恵を出し、声を出し、汗をかけばレベルアップします。

 また、体育祭や修学旅行など楽しいイベントには、そのでみんなを支えてくれている人達がいることを忘れてはいけません。体育祭でいえば、観察係、決勝審判、そして放送を担当する放送委員会、得点を集計する図書委員会、その他様々な役割を担う担当者がいます。イベントを支える、なくてはならな役割を持った人達です。そういった役割を担った人は、誇りを持って役割を全うしてください。そして周りのみんなは、そういった役割の人の存在に気付き、感謝する気持ちを持ちましょうね。当日もよろしくお願いします。

5月20日(火)自立と自律

 君達の学校生活の最終的なゴールは、“自立”できる人になることです。自立とは何かというと、自分の力で責任を持って生きて行くということです。では、どうすれば自分の力で生きて行くことができるのでしょうか?それには“自律”した人間になることが必要です。自律とは何かというと、字のごとく自分を律するということです。簡単に言えば、自分をコントロールすることができるということです。例えば、君達の年齢を考えると、保護者のひと言ひと言をうるさく感じたりしませんか…。親から「はやく勉強しなさい!」と言われて、「うるさいなぁ」と思うことはある意味正常です。しかしそう思った後、よく考えもせず「うるさいなぁ!分かってるよ!」と言ってしまうのは、自分をコントロールすることができていない人です。親の言うことに「うるさいなぁ」と思っても、「でも確かに親の言っていることは正しいことだ。それに自分の事を大切に思い、心配して言ってくれているからこそなんだ」と考えられる人は、自分をコントロールできる人であり、そういう人を“自律している人”といいます。

 中学生として、やるべきことを誘惑に負けずに自分を律して実践している人って素晴らしいですよね!校長先生も人間ですから弱い面もずるい面も、また自分が嫌になるような醜い面もあります。でも人としてより良く生きようという思いもあります。人が与えられた条件や環境の中で、より良く生きるためには、よく考えることが必要です。哲学者・科学者であるパスカルは「人間は考える葦(あし)である」という名言を残しています。考えることこそが人間の人間らしいところなのです。生徒諸君!中学生としてよく考えて生きよう!

5月19日(月)君はどのタイプ…?②

 先週、このタイトル“君はどのタイプ…?①”で、ドラえもんのキャラクター、のび太、ジャイアン、スネ夫に登場してもらい、人はみな違う、みんな違っていいんだ。それぞれの個性を認め合い、力を合わせて良いクラス、良い人間関係を作っていこう!という話をしました。今日は再びドラえもんのキャラクターに登場してもらい、違う話をします。今回登場するキャラクターは、のび太、ジャイアン、しずかちゃんです。

 皆さんは、「アサーション」という言葉を知っていますか?分かりやすい言葉で簡単に言うと、「自分も相手も大切にする爽やかな自己表現」です。そのような態度をとれる人を「アサーティブな人」と言います。そこで今日は、ドラえもんのキャラクター3人に登場してもらい、アサーティブな人になれるように勉強しましょう。

ジャイアン…自分の感情をすぐに爆発させてしまい、言葉や暴力で相手の心や体を攻撃してしまう。

のび太…自分の本当の気持ちをなかなか主張できない。嫌なことを言われたり、やられたりしても「いやだ」「やめて」と言えなかったり、人に何かを頼むことも苦手。

しずかちゃん…自分の考えを相手に伝えることが上手。何かを頼んだり、断ったり。でもその時に相手を攻撃して傷つけることはしない

 自分の思いや考えを相手にきちんと伝えることは自分を大切にすること。そして、上手な伝え方で相手のことも大切にしてあげられることも大切なこと。今日の話、「アサーティブな人」はまさに、このしずかちゃんタイプの人ですね。みなさんも、このしずかちゃんタイプのアサーティブな人になれるように意識していきましょう。意識をして、失敗も重ねながら成長していけば、必ずアサーティブな人になれますよ。まずは身近な人で誰がアサーティブな人かを考えてみましょう。そして、その人の良さをまねてみることから始めましょう。

 

 

5月16日(金)茶道体験で学んだこと

 修学旅行から戻ってきました。大きなけがや病気になる者が出ず、参加192名全員が楽しく学ぶことの多い3日間になりました。保護者の皆様をはじめ、修学旅行に携わっていただいたすべての方々に感謝申し上げます。さて、私は3日目のクラス別行動で、5組と行動を共にしました(その様子はログインして学校行事のページをご覧ください)。宇治の平等院鳳凰堂の拝観と茶道体験でした。その茶道体験でお世話になった17代店主の方のお話がとても素晴らしく、自分の心にも響き、刻まれたので、ぜひ5組以外の生徒、そして1・2年生諸君にも紹介します(本来、「話」というものは、話す人と直接対峙して、その人の持つ全身のオーラなどすべてを受け止めなければ本当のことは伝わらないものですが)。

人生は自分の「心」次第で花が咲く

 12歳を過ぎればもう自分の人生は自分で考え、努力し責任を負うこと。勉強のできる人、スポーツで一流の選手になる人、そして社会人として認められ成功する人は、人の話をよく聴き、すぐに生かすことができる人。お茶のいれ方を説明しても言われたことをすぐに実行できる人とそうでない人がいる。よく集中し、目と耳と心でしっかりと受け止めるようにすること。「ありがとうございます」「いただきます」と頭を下げて言える人になろう

 いま、君たちは親や先生に叱られることが多いと思う。叱られて反抗心を持つことは悪いことではない。しかし、その反抗心を、自分を変え、至らなさを改めることで、見返せれば人として成長できる。他人が悪い、社会が悪いと言っているうちは、決して立派な人にはなれない。幸せな人生を送れるかどうかはすべて自分の考え、努力、そして心次第である。茶道というのは心のあり方、人としてのあり方を学ぶことである。

 いま、この文書を書いていて、情けないほど伝える力が不足していると反省しています。茶道の先生を見習い、校長先生ももっともっと努力しなければと思っています。1、2年生も修学旅行で貴重な体験をしてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

5月12日(月)君はどのタイプ…?①

 人はみなそれぞれ違うものです。顔も体格も、得意な教科も、好きな本や音楽もみんなそれぞれ。当たり前とも言えますが…。よく考えてみてください。みんな同じ見た目や性格だったらどうですか?ちっとも面白くありませんよね。みんな違ってみんないいんですよね。みなさんはドラえもんのキャラクター、のび太、ジャイアン、スネ夫、この3人のキャラクターを知っていますか。この3人は全然違う性格で、けんかばかりしていて仲良しという感じはしませんね。でも校長先生はこの3人は本当はものすごく仲が良くて支え合っているのではないかと思っています。だから、いざという場面やピンチの場面では3人が力を合わせて困難なことを解決したり、敵に立ち向かったりすることができるのだと思います。性格も考え方も体つきもまったく違うけれど、「困ったときには力を合わせたり、助け合える」そんな良い関係なんだと思います。皆さんのクラスにも色々な友達がいますよね。みんなで協力して助け合える、そんな良い仲間づくりをしてほしいと思います。 つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

5月9日(金)学習について考える

 いま学校では連日、24日の体育祭や来週からの修学旅行に向けて急ピッチで準備が進められています。そこで、だからこそ大切な話を今日はします。それは学習についてです。君たちの学校生活のメインは授業、学習です。

 君達は、学校では授業という形で勉強を教わっている訳ですが、こういう形式での学習は、内容はよく精選されているし、教え方もよく研究されているので、学ぶ側が集中して行えば、かなり効率の良いものです。しかし、それだけで本当の学習をしているとはいえません。

【学習は一生続けるもの】

 学習は学校だけでやるものではありません。変化の激しい現代社会では、仕事に就いてからも、学校以上に学習しなければならないものです。しかもその学習は、“授業形式”ではないのです。すべて自分で学習しなければならないのです。その時になって「誰も教えてくれないから学習できません」では通用しません。自ら学ぶ能力が身に付いていないといけないのです。

【自学自習ができるのは学力がついている証拠】

 幼稚園や小学校の低学年の子供に「自分で勉強しなさい」と言ってもそれは無理なことです。何を勉強しなければいけないのかが分からないからです。自分の学習すべきことが分かることや、どういう方法で学習すればよいのかが分かることも1つの学力です。

【できるだけ早くはじめよう】

 テストに向けての学習というのは、その時期に近づけば近づくほどみんな懸命にやり始めます。しかし、テストのためだけの一夜漬け的な学習は、はっきり言って効果は期待できませんし、本筋からずれているような気がします。やはり学習は目標を持って、一歩一歩着実に積み重ねてゆくものです。そのためにもできるだけ早く始め、長期に渡って実践して行きましょう。