2025年7月の記事一覧

　林間学校最後のプログラムは河口湖クルーズ体験です。乗った船の形は、戦国時代に武田信玄が駿河の国（静岡県）に進出した際に創設した水軍の軍船を模した形です。ほら貝の音を合図に出港し、水面を渡る涼しい風に吹かれながら、河口湖大橋の下をくぐり、御坂山脈や富士山を眺めました。モーターボートに乗っている人が手を振ってくれて、こちらからも振り返す場面もありました。1泊2日の短い時間でしたが、時間を守りながらすばやく行動し、多くのことを体験できた充実した林間学校になりました。

　フィールドセンターの屋外の森には、何気ない松の林の中に1000年ほど前の噴火で流れでた溶岩が大木を囲み、その大木の形だけ残して冷えて固まったトンネルがたくさんあります。それが溶岩樹形です。たて型、横型、ななめなどさまざまな形をして人が通れるほどの溶岩樹形もあります。溶岩樹形の中は外が30度近いにもかかわらず真夏でも10度。子どもたちは寒さにも驚きながら1000年前にできたタイムトンネルを探検しました。

　林間学校二日めの最初は、富士山の樹海にあるフィールドセンターでバードコールづくりです。小枝に金属を埋め込み、それを回すと小鳥の鳴き声のような音がします。それがバードコールです。本体の小枝の樹皮を小刀で削り、おのおのお気に入りのイラストを描きます。初めて使う小刀に苦労しながらも、短い時間でバードコールを作りあげ、きれいな音色を響かせていました。

　林間学校2日目も青空にめぐまれました。子どもたちはそれぞれの部屋でゆっくり過ごしあたと、おかずいっぱいの朝食を食べました。いただきますやごちそうさまのあいさつをする児童は、それぞれ自分の気持ちを添えて気持ちの良い挨拶をしてくれました。また、数日前に誕生日を迎えた児童に、全員で誕生日の歌を歌うサプライズもありました。

　昨年から1泊2日になった林間学校。みんなで夕食を食べる機会はこの日だけかもしれません。陶板でやきたてのハンバーグ、茶碗蒸し、エビフライなど、大人も子どもも大好きなものが出され、たくさんの児童がご飯のおかわりをしていました。

　かつて富士山頂にあった富士山測候所のレーダードームを移設してできたレーダードーム館では、天気の変化や台風などの災害などについて学習しました。富士山頂の3月のブリザードを体験できる施設では、－20℃の強風を受けながら、震える子、微動だにしない子、寒くて踊りだす子、さまざまな反応がありました。施設の3階からは、美しい稜線を現した富士山を見ることができました。

　５年生林間学校１日目。５合目のレストラン「見晴らし」で少し辛い噴火カレーを食べた後、富士山五合目のお中道をハイキングしました。時々もの切れ間から見える富士山頂を見上げたり、眼下の樹海や河口湖を眺めたりしながら、標高2300m、気温20度ほどのコースをハイキングしました。

　素晴らしい青空のもと、５年生が林間学校に出発しました。７月からみんなで準備を進めてきた林間学校がスタートしました。

　保護者の皆様、本日を迎えるまでのご準備、また朝早くからのお見送り等、ありがとうございました。

　本日、ボランティアの方々に集まっていただき、カーテン洗いを行っていただきました。毎年、１フロアーずつ洗っていただいていますが、今年は３階フロアーのカーテンをきれいにしていただきました。お忙しい中、学校・子供たちのために、本当にありがとうございました。

　また、学校の花壇等も、地域のボランティアの方々にご協力いただき、いつもきれいにしていただいております。本当にありがとうございます。

　7月18日は1学期の終業式です。全校が体育館に集まり、1学期の振り返りと夏休み注意することの確認をしました。式の中で、4年生代表児童が、1学期がんばったことと、2学期に取り組む課題を、はっきりと全校児童の前で話してくれました。最後にクラスの手本となった児童を表彰する「ひまわり賞」が発表されました。

　いよいよ明日から夏休み。ふだんできない経験をたくさん積んで、一回り成長した姿で、2学期元気に登校してくれることことを楽しみにしています。子どもたちは各クラスで通知表を受け取り、帰りは安全ボランティアの方々にしっかりあいさつをして下校していました。

　1学期も交通事故ゼロで終えることができました。安全ボランティアの皆さま、立哨をして下さった保護者の皆さま、地区役員さん、安全指導員さん、本当にありがとうございました。