江戸川小中学校ブログ

11月4日(火)全校朝会

今日から11月、朝の全校朝会では、元気なあいさつからスタートしました。

校長先生からは「お米一粒の努力」のお話がありました。

江戸時代に新井白石という学者がいました。徳川の将軍さまに仕えて大きな仕事をした人です。子どもの時は勉強好きではなく、朝から晩まで友だちと遊びまわっていたそうです。それを見たお父さんが白石にしたお話を紹介します。

ここに一粒のお米があります。この一粒が1日分の努力とします。

試験官に一粒入れました。見えますか。1日だけの努力ではよく見えません。

では、10日分の10粒ならどうでしょう。少しは見えますか。

2学期は117日あります。117日分ならどうでしょう。だいぶはっきり見えてきました。小さな努力で1学期分も続けると、その成果が形としてしっかり見えてきます。

では1年ならどうでしょう。365日分をいれてみましょう。小さな努力をコツコツと1年も続けるとはっきり成果が見えるようになりました。6年間では・・・、これは、努力を続けた結果、まさに「一流」の姿なのです。

反対に1日怠けてさぼってしまったので、お米を1粒とってしまいます。減ったことがはっきりわかりますか?わかりません。数粒減ってもあまり変化がないので気づかないのです。ところが、それが積み重なっていくと、今まで貯めたお米がどんどんなくなってしまいます。

白石にお父さんはこう言いました。「勉強や習い事も同じだ。1日だけ勉強したり練習したりしても、すぐにかしこくなったり、上手になったりすることはない。反対に1日怠けたからといって、翌日にすぐにわからなくなったり、下手になったりするわけでもない。けれども、毎日毎日ほんの少しずつでも努力を続けると、1年や2年後にはわかるようになり、上手になったこともわかる。毎日少しだけでも怠けていると、気が付いたときには勉強もわからなくなり、下手になってしまう」

誰にも怠け心、弱い心があります。くじけそうになったら「お米一粒の話」を思い出してください。

毎日少しずつ「努力」を積み重ねて力をつけることを「継続は力なり」とも言います。さあ、12月は、2学期のまとめの時です。早速今日から毎日こつこつ「お米一粒の努力」をしていきましょう。きっと努力の成果が目に見えてきます。

 

次に、生活目標の発表が8年生学級委員からありました。

11月の生活目標は「相手の目を見て、気持ちよいあいさつをします」です。

気持ちのよいあいさつが飛び交う学校をつくっていきましょう。