12月1日(月)全校朝会
今日から12月に入りました。朝の寒さも一段と厳しくなってきました。体調を崩さないよう生活しましょう。
全校朝会が行われました。校長先生からは「天国と地獄」のお話がありました。
人は、そのいのちを終えると、エンマさまの前に行くと言われています。まずそこで、人々は待合室のようなところに通されるといいます。やがてお腹が空いてきます。その頃を見計らってエンマさまは、次の部屋へ通すそうです。
その部屋にはたくさんの料理が用意されています。
よく見ると料理の前には1メートルもある長いお箸がおかれていました。エンマさまは「では今から地獄の食事風景と極楽の食事風景をお見せしよう」
人々は安心します。ああ、あのようにすればよいのか、これで自分は極楽に行くことができる、と誰もがそう思いました。
こうして実際に食事が始まったわけですが、しばらくすると、あろうことか、その中から人々は次から次へと地獄に堕ちていったというのです。いったいなぜでしょう?極楽へ行くための方法は、すでに教えてもらっているというのに。
地獄へと堕ちる人々には、三種類ほどのパターンがありました。
一つは、何もしない人です。自分から進んで行動を起こすことはせず、他者から食べ物を口に入れてくれるのを、ただひたすら待っていいるのです。こうして、その人は誰からも食べ物をもらえず、飢えたまま、人々を恨みながら、地獄へと堕ちていくのです。
二つ目は、自己中心的な人です。自分が食べ物をほしいので、相手の好みや都合も聞かず、食べ物を与え続けるのです
三つめは、いばっている人です。今からこれをお前に食べさせる、その代わりお前は俺にこれを食べさせろ、という感じです。
気が付いてみれば、極楽へ生まれる方法はみんな知っているはずなのに、次から次へと人々は地獄へ堕ちていきます。ところが不思議なことが起こり始めます。いったん地獄へ堕ちた人の中から、あらたに極楽へと生まれる人が現れ始めたのです。
いったいどうやって極楽に行けるようになったのでしょうか。
実は、地獄へ堕ちた後、堕ちた原因は、誰のせいでもない、この自分が作っていたのだということに気がついた人だけが、極楽へ生まれ変わったのです。地獄は恐ろしいけれども、その地獄へ行く原因をつくる自分の心を知らぬことこそ怖いものです。
最後に、極楽の食事風景をのぞいてみましょう。
地獄・極楽とは、現実の今を生きる私たちの社会でもあると言われています。校長先生はこう思うのです。地獄に行った人たちは、「自分さえよければいい」「自分のことしか考えない」という自分勝手でわがままな人達と面倒くさいことはしない「何もしない人」だったのです。考え方をかえないかぎり、ずっと、地獄のままでしょう。
12月10日は、世界中で人権について考える日「世界人権デー」です。
江戸川小中学校では、江戸川サミットの柱の1つとして「よりよい仲間づくり」について考えました。「友達への言葉づかいを考えよう」をテーマとして「友達を大切にし、プラスの言葉を使います」を今年度の提言としました。どの学級からも、たくさんの魚が掲示されることを期待しています。
最近、イノシシ出没の情報が届きます。学校では、イノシシを見かけても「近づかない。エサをやらない。スマホで撮影するなどイノシシを刺激するようなことはしない。」万一、イノシシを見かけた場合は、直ちに警察署に連絡してください。と指導しています。
今日は、春日部警察署地域課総務係宝珠花駐在所よりお越しいただき、イノシシについて具体的なお話をして頂いました。イノシシに遭遇した場合は、物を投げたり大きな声を出すのではなく、ゆっくり後ずさりしてその場から離れることが大切。イノシシの走るスピードは時速55Kmくらいあり、嗅覚は犬と同じレベルであること等、多くの情報を知ることができました。また、春日部市ではイノシシを捕まえるために、罠を設置しているため、絶対に興味本位などで行かないようにして下さいとお話がありました。学校外の生活では、自分自身で注意するしかありません。お話で聞いた内容を、今後の生活に活かしていきましょう。春日部警察署地域課総務係宝珠花駐在所様、ありがとうございました。
朝会の最後に、学級委員から今月の生活目標の発表がありました。
「規則正しい生活を心がけます」
令和7年最後の月、良い締めくくりができるよう頑張っていきましょう。