ほごログ(文化財課ブログ)

2026年3月の記事一覧

3月の考古学関係展示会、イベント情報

近隣博物館・資料館の考古学情報をお届けします。
(毎月28日ごろに掲載します。随時、情報を更新します。)

(展示会_閉会日順)
・3月31日(火曜日)まで 神川町多目的交流施設(神川町)
令和7年度第2回企画展 「地面の下の文字たち~神川町出土の墨書土器~」

・3月31日(火曜日)まで 川本出土文化財管理センター(深谷市)
企画展「深谷市出土品展-午年にちなんで-」

・4月5日(日曜日)まで 石岡市立ふるさと歴史館(茨城県石岡市)
第43回企画展 「吾輩は土器である。名前はもうある。どこで生れたか凡そ見当がつく。」

・4月8日(水曜日)まで 船橋市西図書館(千葉県船橋市)
ギャラリー展示「船橋の縄文時代-土器の変化を楽しむ-」

・4月12日(日曜日)まで 新宿区立新宿歴史博物館(東京都新宿区)
所蔵資料展「新宿の遺跡2026 ー特集・市谷の遺跡ー」

・4月26日(日曜日)まで 取手市埋蔵文化財センター(茨城県取手市)
埋蔵文化財センター第56回企画展「地域の遺跡シリーズ1 小文間地区の遺跡」

・5月6日(水曜日) まで 羽生市立郷土資料館(羽生市)
「永明寺古墳県指定10周年記念パネル展」 

・5月10日(日曜日)まで 小美玉市小川資料館(茨城県小美玉市)
小美玉市市制施行20周年記念  企画展 「荒海式土器―東関東最古の弥生土器―」 

・5月13日(水曜日)まで ひたちなか市埋蔵文化財センター(茨城県ひたちなか市)
第22回企画展「古代の砥石の産地を探す」

・5月17日(日曜日)まで 群馬県埋蔵文化財調査センター(群馬県渋川市)
令和7年度最新情報展第2期「縄文土器がつくられはじめた頃ーみどり市下谷戸B遺跡の発掘調査から」

・5月24日(日曜日)まで 川越市立博物館(川越市)
第33回収蔵品展 「石でつくった!」

・4月10日(金曜日)から6月7日(日曜日)まで 群馬県立歴史博物館(群馬県高崎市)
春の特別展 「金井沢碑 1300年の時を超えたメッセージ」

・7月12日(日曜日)まで 市原歴史博物館(千葉県市原市)
重要文化財指定速報展「王賜銘鉄剣 市原が誇る至宝」

(講演会)
・4月19日(日曜日) 明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)*申込不要
第1回COLS考古学フォーラム 「植物考古学と先史考古学の役割」 主催:明治大学黒曜石研究センター・長野県考古学会

歴史文化講演会「『奥の細道』を読む~那須野から白河の関あたりまで」を開催しました

令和8年3月22日(日)、歴史文化講演会「『奥の細道』を読む~那須野から白河の関あたりまで」を開催しました。

講師には、國學院大學栃木短期大学教授の塚越義幸先生をお迎えしました。当日は51名の方々にご参加いただきました。

塚越先生には、これまでにも「奥の細道」をテーマに継続してご講演いただいており、令和5年11月には「『奥の細道』~旅立ちの風景~」、令和7年3月には「『奥の細道』~草加から日光あたりまで~」をお話しいただきました。そして、第3回となる今回は、「那須野から白河の関」に焦点を当てました。毎回大変ご好評をいただいているシリーズです。

塚越先生のご専門は俳文学・漢文学で、『奥の細道』にみられる古典文学・漢文学の素養について、わかりやすくお話しいただきました。


芭蕉は、奥の細道の旅で、黒羽と余瀬(現在の栃木県大田原市)に、13泊14日間滞在しました。これは全行程の中で最も長い滞在です。江戸を出発して間もない時期に、これほどの長居をした理由には、連日の雨による足止めや、険しい東北地方への本格的な突入を前に心の準備があったと考えられています。黒羽・余瀬では、地元の人々にあたたかく受け入れられ、雲厳寺などの名所を訪れたり、地元の人々と俳諧を楽しみました。

「夏山に足駄をおがむ首途哉」 (なつやまに あしだをおがむ かどでかな)は、陸奥の山々への旅の決意と山で修行をした修験宗の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)への敬意をうたったものです。


講演後の質疑応答では、参加者の皆さんから次々と質問が寄せられました。 先生にも丁寧にお答えいただき、皆さんの関心の高さがうかがえるひとときとなりました。

ご講演いただきました塚越先生、そしてご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

企画展「どっちの花見ショー桜vs藤」展はじまりました

3月24日から、企画展「どっちの花見ショー桜vs藤」展がはじまりました。

写真:展示室の様子

 

今回は、お花見の花の定番「桜」と、春日部市の花「藤」にスポットをあてた展示。春日部ゆかりの「桜」、そして「藤」に関わる歴史・文化的な話題を紹介しています。

毎年、春先(このシーズン)、ミニ展示と称し、春日部市のシンボル的な藤の花とゆかりのあるテーマのささやかな企画展示を実施しています。

昨年は、「藤・渕・富士」展として、藤の花だけでなく、藤塚や小渕などの藤のつく地名、そして富士信仰に関する収蔵品を紹介しました。

今年は、南桜井、桜井、桜川などの「桜」の地名、それから、地元で親しまれているお花見の名所についても紹介しています。

今回の見どころの一つとなるのが、「江戸名所四十八景」の浮世絵。

二代目歌川広重が描いた48枚からなる江戸名所の浮世絵のうち、花の名所の数枚を展示しています。

資料は、西親野井の在村絵師のお宅に伝わったもので、観賞用というよりは下絵の見本などに使ったものと思われ、使用感があり、資料の状態があまりよくないのですが、見応えはそれなりにあると思います。

写真:江戸名所四十八景展示風景

お花見のシーズンとなってきました。お花見のついでに資料館にお立ち寄りください。

事業名:企画展示「どっちの花見ショー桜vs藤」

会期:令和8年3月24日(火曜日)~5月2日(土曜日)
休館日:月曜日・祝日・4月18日(土曜日)午後・4月19日(日曜日)
開館時間:午前9時~午後4時45分

会場:春日部市郷土資料館企画展示室

令和8年3月29日(日曜日)、及び4月25日(土曜日)にはみゅーじあむとーくも開催します。

春の花の企画展

3月24日(火)より春の花の企画展「どっちの花見ショー 桜vs藤」展を開催します。

ポスター・チラシができあがりましたので、お披露目と告知です。

 

花見ショーポスター.pdf

なかなか、華やかな仕上がりで、内部の人からも評判はまずまず。市内の施設には先んじて掲示・チラシ配布をお願いしておりますが、会期前から早速お問い合わせをいただきました。

「桜と藤が見られるのですか」というお問い合わせ。

残念ながら、本物の桜(サクラ)と藤(フジ)は展示いたしません。

春日部ゆかりの館蔵資料を展示し、お花見の文化、桜や藤に関わる郷土の文化について紹介するものです。

vsはversus(バーサス)。対決や対峙の意味でもありますが、今回は、比較や対比という意味です。お花見の代表の花の桜と、春日部の市の花藤を対比しながら、春のお花見を楽しんでもらうというコンセプトです。

展示まで、あと1週間。毎度間に合うか、瀬戸際です。果たして初日を無事に迎えられるのか。

赤沼民俗文化財保存会「プロジェクト未来遺産2025」登録証伝達式が行われました

 3月15日(日)、赤沼地区集会所で、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「プロジェクト未来遺産2025」の登録証伝達式が開催されました。

 集会所には、主催者である日本ユネスコ協会連盟の方々をはじめ、多くの来賓が集まり、厳かな雰囲気の中、式典が行われました。

 伝達式の中で、主催者から選考理由の説明がありました。
 説明によると、赤沼の獅子舞は300年以上の長い伝統がある点、舞手不足で一時中断しつつも、かつての担い手の協力を得て復活させた点、復活の過程で、女性や子どもたちの参加を集い、平成10年(1998)頃から子どもたちだけで舞う「子ども獅子舞」を開始するなど、新しい形で伝承が進められている点などが評価されたとのことです。

 また、赤沼の獅子舞を100年後の子どもたちへつないでいくためには、演じる人だけでなく、演じる人を支える保存会、そして場所や機会を提供する地域の人たちや行政のサポートが必要であるとお話がありました。

▼登録証・プレート・目録が手渡されます

  

 ▼登録証とプレート

 

  伝達式の後半では、獅子舞の一部の演目が披露されました。
 演目は、一番最初の舞である「三番叟(さんばそう)」、最後の舞である「ぶっきり」と「さんぎり」です。

▼獅子舞の実演

 

  

 

▼集合写真

 

   集会所の隣の広場で開かれた「春の獅子マルシェ」にも多くの方が集まり、豚汁やお餅、ピザなどを堪能していました。
 集まった子どもたちの賑やかな声も聞こえ、あたたかい雰囲気に包まれました。

 今回は時間の都合上、獅子舞の実演は一部の演目に限られましたが、ほかにもたくさんの演目がありますので、ぜひ夏と秋の祭礼で多くの方にご覧いただきたいです。

 100年後の子どもたちへつないでいかれるように、春日部市もサポートしていきたいと思います。
 赤沼民俗文化財保存会の皆さま、心からおめでとうございます!