ほごログ(文化財課ブログ)

2026年1月の記事一覧

you tube「映像と資料でひもとく 春日部の水害と水防」が公開されました

昨年の11月1日にSKIPシティ(彩の国ビジュアルプラザ)と共催で開催した、「映像と資料でひもとく 春日部の水害と水防」のダイジェスト映像がYou tube(SKIPシティチャンネル)で公開されました。

https://youtu.be/4j2JHHA-PB4

春日部の水害と水防の歴史をさくっと紹介した講座の動画です。映像のスペシャリストの方々の編集で、見やすく、わかりやすい動画に仕上がっていると思います。当日ご参加いただいた方も、そうでない方もぜひご覧になってください。内容に関してのご質問は、郷土資料館まで。

上沖小学校の3年生が郷土資料館を見学しました

令和8年1月29日(木)に上沖小学校の3年生が郷土資料館を見学しました。

 

昨年度はでばりぃ資料館で出向いた上沖小学校ですが、今年度は資料館に見学にきてくれました!

 

館内では常設展示室と企画展示室をそれぞれ見学しました。
常設展示室では、縄文時代の竪穴式住居の模型や、日光道中の模型などを観察しながら解説を受けました。

竪穴式住居での解説風景

竪穴式住居内部の様子を見ながら、縄文時代には何を食べて、どういう生活をしていたのかを考えてもらいました。

粕壁宿模型前での解説風景
宿場の模型を観察している時には、「建物が並んでいる」「店が並んでいる」という気付きがありました。現代は大きな建物の中にいくつも店舗が入っていたり、1つの店舗でも取り扱う商品が多岐にわたることが多い時代です。店や建物が並んでいるという宿場の町並みは、現代との違いを表すとても良い観点かもしれません。

 

企画展示室では事前に学校に配布した“たんけんシート”を利用して学びを深めてもらいました。
企画展示室での解説風景
郷土資料館には、たんけんシートに載っている昔のくらしの道具が実際に展示してあり、実物を見て「道具の名前」「使い方」などを教えながら学習を進めました。
昔のくらしの道具と言っても、動力として電気を利用するものと利用しないものがあり、利便性の違いなどから時代のうつりかわりを感じてもらいました。

 

自由見学時間の風景
自由見学の時間にはやはりおもちゃコーナーが大人気!
特に顔はめパネルが盛り上がったようで、先生に写真を撮ってもらう児童の姿もたくさん見られました!

 

この日は70~80分程度見学時間がとれたようで、たっぷりと郷土資料館を満喫してもらえたかと思います。
上沖小学校は郷土資料館からさほど遠くはないので、お友達やご家族とぜひまた来てください!

古文書勉強会を実施しました

1月25日、市民の皆さんと市域の古文書を解読・解釈する「古文書勉強会」を実施しました。

雨の日も、風の日も、毎月一回、実施していますが、いつも参加者の皆さんも、職員の私たちも古文書に夢中になってしまい、写真を撮り損ねてしまいます。今回は、別の職員が撮影してくれました。それがこちら。

写真:古文書勉強会

皆さんも、白板の前の私も下をうつむいています(笑)。

撮影した職員曰く、「皆さん、難しい顔をしていた」と。テキストの古文書が難しいかはともかく、実に一生懸命であるのは間違いないです。

この勉強会では、事前に解読の担当を決め、皆さんに読んでもらい、この場で校合して進めています。おおよそ、読み違いはないのですが、時には読み誤りや、意見が食い違うこともあり、スリルがあり、痺れます。

 

さて、そんなスリル満点の古文書勉強会。最近、解読・筆耕の凡例に疑義が生じ、筆耕のあり方を検討することにもなっています。

これまで、筆耕の凡例では、「変体仮名は平仮名とする。」「助詞の「江」「而」はそのままにする」とされ、今までは慣例で、「・・・由与申聞候」のように使われる「与」(と)も、平仮名の「と」に直していました。

しかし、「与」(と)は変体仮名ではないのではないか、と疑義が呈されました。たしかに調べてみると、「与」は、仮名としては「よ」であり、「と」と読む場合は、漢文を訓読する流れを引いているようで、厳密にいえば変体仮名ではないようです(辞書や本によっては変体仮名とする場合もあるようですが)。

皆さんで話し合い、今後は「与」と「と」と読む場合は、「与」のまま起こすことにしました。

 

「古文書を活字にする」、なかなか奥が深いですね。

次回は、2月28日(土)14時~実施します。

【臨時休館のお知らせ】2月7日(土)午後、8日(日)

令和8年2月8日(日)は、教育センターが衆議院議員総選挙の投票所として利用されます。そのため、準備を含め下記の日程で郷土資料館は休館となります。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

〈臨時休館日〉

令和8年2月7日(土)午後

令和8年2月8日(日)終日

※令和8年2月9日(月)は通常の休館日となります。

1月の考古学関係展示会、イベント情報

近隣博物館・資料館の考古学情報をお届けします。
(毎月28日ごろに掲載します。随時、情報を更新します。)

(春日部市郷土資料館2月の講演会ー考古学以外も含みます)
・2月7日(土曜日)10:30~12:00 春日部市教育センター視聴覚ホール
荒川佳洋氏(文芸評論家、日本文藝家協会会員)「三上於菟吉初期作品集」の魅力

・2月14日(土曜日) 14:00~16:00 春日部市教育センター視聴覚ホール
田中和之氏(株式会社三協技術 文化財調査室顧問)「奥東京湾を中心とした埼玉の海」

・2月21日(土曜日)14:00~16:00 春日部市教育センター視聴覚ホール
諸岡勝氏(春日部市市史調査員)「春日部市の板碑」

 

 (東部地区文化財担当者会リレー展示ー都鳥が見た古代)
・3月1日(日曜日)まで
宮代町郷土資料館(宮代町・資料展示)

 

(展示会_閉会日順)
・1月25日(日曜日)まで 藤岡歴史館(群馬県藤岡市)
秋季企画展「再発見!時代を創った古代藤岡のモノづくり -発掘された日本列島2018・2024を振り返る-」

・1月25日(日曜日)まで 岩槻郷土資料館(さいたま市岩槻区)
企画展「さいたま市の土偶たち」

・1月25日(日曜日)まで 海老名市立郷土資料館 海老名市温故館(神奈川県海老名市)
<令和7年度かながわの遺跡展>「あつまれ!!かながわのはにわ」

・2月1日(日曜日)まで 埼玉県立さきたま史跡の博物館(行田市)
令和7年度ほるたま展 発掘!さいたま出土品展「古代のものづくり」

・2月1日(日曜日)まで 栃木県立博物館(栃木県宇都宮市)
人文系テーマ展「姿川村の遺物語り~野澤岩蔵コレクションの世界~」

・2月15日(日曜日)まで 下野市立しもつけ風土記の丘資料館(栃木県下野市)
企画展「下野市内の遺跡IV 律令国家の転換と『下野国』古代の制度改革~人がいない・予算がない~」

・2月15日(日曜日)まで 観音塚考古資料館(群馬県高崎市)
令和7年度 第37回企画展「剣崎長瀞西遺跡を考える(2)~渡来人も暮らした古墳時代のムラ~」

・2月16日(月曜日) まで 村君公民館(羽生市)
「永明寺古墳県指定10周年記念パネル展」 主催:羽生市教育委員会
*以下巡回します
3月7日(土曜日)~5月6日(水曜日)羽生市立郷土資料館

・2月23日(月曜日・祝日)まで はだの歴史博物館(神奈川県秦野市)
企画展「根丸島遺跡-弥生時代~奈良・平安時代の集落-」

・2月23日(月曜日・祝日)まで かみつけの里博物館(群馬県高崎市)
第33回特別展「はにわ馬-古墳時代、最先端の乗り物をどう造形したのか。」

・2月23日(月曜日・祝日)まで 新田荘歴史資料館(群馬県太田市)企画展「午年に馬のはにわがお出むかえ~太田出土の馬形埴輪20体が大集合~」

・2月23日(月曜日・祝日)まで 千葉県立中央博物館(千葉県千葉市)
令和7年度トピックス展「地中からのメッセージ~古墳・古代・中近世―公益財団法人千葉県教育振興財団設立50周年記念展 part2―」

・3月1日(日曜日)まで 千葉市立加曽利博物館(千葉県千葉市若葉区)
令和7年度企画展示「加曽利B式展ー加曽利の名を持つもう一つの土器ー」

・3月1日(日曜日)まで 埼玉県立嵐山史跡の博物館(嵐山町)
企画展「東山道と鎌倉街道」

・3月22日(日曜日)まで 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター
本庄早稲田の杜地域連携展覧会「古墳時代の児玉・深谷地域

・3月22日(日曜日)まで れきしてらす新座市立歴史民俗資料館(新座市)
企画展示「掘れたて考古展」

・5月17日(日曜日)まで 群馬県埋蔵文化財調査センター(群馬県渋川市)
令和7年度最新情報展第2期「縄文土器がつくられはじめた頃ーみどり市下谷戸B遺跡の発掘調査から」

 

(講演会)
・2月7日(土曜日)10:00~埼玉会館小ホール(さいたま市浦和区)
主催:埼玉県埋蔵文化財調査事業団(11月4日からホームページから申込み)
令和7年度東京・神奈川・埼玉埋蔵文化財関係財団普及連携事業公開セミナー
「弥生時代が終わるころ~ムラのカタチとヒト・モノの流れ~」


・2月7日(土曜日)10:00~ 袖ケ浦市市民会館大ホール(千葉県袖ケ浦市)
主催:袖ケ浦市教育委員会(申込み不要)
「山野貝塚のムラの形の意味を探る」

 

・2月21日(土曜日)13:00~明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1階1012教室
主催:日本考古学協会ほか(申込み不要)
2025年度アジア考古学合同講演会「アジアの船に関わる考古学」