ハルカイトで発掘された土器の整理作業紹介①
春日部市にある大凧文化交流センター「通称:ハルカイト」では、令和7年8月から12月に、駐車場の造成に伴う貝の内遺跡29次地点の発掘調査を実施していました。詳しい内容はこちらをご覧ください。
今年4月より、この発掘調査で出土した土器の整理作業を行っています。
現在は、①洗浄と②注記の作業を行っているということで、その様子を見学させていただきました。
今回はその内容を、ほごログにて紹介します!
①洗浄
まずはじめに、発掘調査で見つかった土器の破片などに付着している土などを洗い落とす作業を行うとのことです。
水と洗浄ブラシを用いて汚れを落としていました。土器が壊れないよう、力加減を調整して作業する必要があるとのこと。また、土や汚れは落としますが、土器本来の模様や使用痕、墨で書かれた文字などは消えないように注意する必要があります。
ハルカイトでも、墨で文字が書かれた土器が出土しており、これらは「墨書土器(ぼくしょどき)」などと呼ばれています。作業するときは、文字や記号、絵などが記されていないか、確認しながら慎重に洗浄しているそうです!
↑ 洗浄の様子
←使用しているブラシ
②注記(ちゅうき)
洗浄が終わり乾燥させた後は、注記という作業に入ります。
注記とは、出土した位置や遺構、遺層、出土年月日、登録番号などの情報を遺物に記入する作業のことです。
記入する文字の大きさは、遺物の外観や分析等の際に影響が出ないよう、とても小さい字で書く必要があるとのこと・・・。写真を見ると分かるように、とても小さい字を一つ一つ手作業で書いています。米粒よりも小さい字でびっくりしました!
↑注記の様子
整理作業を行っている皆さんの、巧みな技術が見て取れますね。
注記のあとは、文字の上にニスを塗り、注記をコーティングして保護します。
この後は接合の作業に入ります。
今後も作業の進捗状況をほごログにて公開しますので、次回もお楽しみに。