うちまき蝶の観察会で新種発見!!
7月25日(日)
例年より1週間ほど早い7月25日(日)『うちまき蝶の観察会~お気に入りの長が見つかるかな~』を内牧公園(お花見広場付近)で開催しました。
いまだコロナ禍での事業ではありますが、マスク着用などの感染対策と熱中症対策を十分にした上で参加を呼びかけたところ、夏休みに入った小学生とその家族9組(26名)が参加していただけました。
今年は順調に梅雨明けし、公民館付近では7月3日にセミの声が聞かれ、虫の世界ではすでに夏の様子です。
講師は内牧在住の蝶捕り名人、”伊藤有三”先生です。
蝶の知識はもちろんのこと、見つけると一目散に駆け出す情熱をお持ちの方です。
まずは蝶の捕まえ方のコツや網の使い方などを教えていただきました。
蝶の捕まえ方を指導する伊藤先生
お花見広場では、主にヤマトシジミなどの小さな蝶が見られました。
小さい蝶なので、なかなか見つけにくいようですね?
今年は蝶の個体数が少なく、蝶ではなくトンボやカブトムシやクワガタ、はたまたセミの抜け殻をたくさん集めているお子さんもいました。
捕まえた蝶をカゴに入れるのが、これまた一苦労。 逃げられないようにそ~っと・・・。
終了時刻に近づいたころ、あちらこちらで蝶が姿を現し始めました。
「あっち、あっち!」
「先生! 向こう!!」
「あ~、行っちゃった~」
動きの速い蝶についていけない参加者の声に、一目散に駆け出す先生。
その蝶を捕まえる先生の網さばきがあまりにも見事で、参加者(特にお父様方)から絶賛されていました。
こんなやり取りの末、最後の最後で先生が数匹の蝶を捕まえられ、今年は全部で18種類の蝶が捕獲されました。
しかも、その中にはこれまで観察会で発見されていなかった2種類の蝶がありました!!
今年発見された「スジグロシロチョウ」と「ルリシジミ」です。
捕獲された「スジグロシロチョウ」
スジグロシロチョウを捕獲したのは、昨年もご一家でご参加してくださったお父様で、先生に負けじと蝶を捕まえてくれたようです。
お父さんの凄さをお子さんに見せてあげられて、この夏休み一番の思い出となったでしょうか。