うちまき蝶の観察会
今年で5回目を数える「うちまき蝶の観察会」が、家族ふれあい教室事業として、
7月31日、内牧公園で開催されました。
夏休み、気温35度を超える、例年以上の暑さ厳しい中でしたが、7家族21名が、
様々な地区から参加してくれました。
蝶の活動が活発になる午前中に、珍しい蝶を捕獲しようと朝8:50に集合し、
島﨑館長のあいさつ、講師である伊藤先生のお話しを伺った後、
早速、補蝶、観察に出掛けました。
お花見広場に出るや否や、シジミチョウやモンシロチョウに出くわし、
子供たちは、大はしゃぎで蝶との追いかけっこが始まりました。
無事に蝶を捕獲出来た子供は、大切そうに虫かごに入れて眺めていました。
子供たちにとって、蝶は勿論のことですが、
カエル、バッタ、トンボ、セミなど生き物と直に出会えたことで、
好奇心は最高潮に達し、
お父さんや、お母さんの存在を、忘れて追いかける姿が印象的でした。
この日は、暑いながらも、あいにくの曇り空で、アゲハチョウなどの大物は少なかったのですが、
伊藤先生は、高いところを早いスピードで飛ぶアゲハチョウを見つけるや否や、
少年のような純粋な眼差しと素早い網の使いこなしで見事に補蝶、参加者から拍手喝采を浴びていました。
最後に、伊藤先生の宝ものでもある「珍蝶の標本」や、「天翅板(てんしばん)」を使った標本の作り方、
「アゲハチョウの幼虫の実物説明会」などもありました。
元気の良い子供たちは、幼虫と餌である夏ミカンの葉っぱを家に持ち帰りました。
羽化出来るといいね。
きっと、先生やみんなと一緒に観察した貴重な体験と家族で出掛けた夏の思い出づくりが出来た事と思います。
参加者からも様々なコメントがありました。
子供たちからは、
「蝶の動きが早いことに驚いた」
「先生にいろいろ教えてもらって楽しかった」
保護者からは、
「童心に戻り、子どもと話題の共有が出来ました」
「子供がこんなに喜ぶとは・・・」
などと満足した声をたくさんいただきました。
今回、参加できなかったみなさん、来年もパワーアップして開催する予定です。ぜひ、参加してください。
また来年、内牧公園で会いましょう。