内牧地区公民館ブログ

内牧ふれあい講座 第3日目 実施しました!

内牧ふれあい講座 第3日目は「気軽に“ぼうさい”」と題し、
武里地区公民館 山下 剛史(やました たけし)社会教育主事を講師に招きました。



山下講師は、東日本大震災発生の直後から、宮城県多賀城市等で継続した被災地支援に取り組んでおり、これまで、多くの被災された方々の生の声を聞き、ボランティアに尽力されています。



今回の講座の序盤では、彼の被災地での取り組みや、被災地の現状などを講義されました。

「 また来てね!と言うと

 大人はみんな“また来るよ”と言う

 でも、また来た大人はいない。」

初めて訪れた支援先で出会った少女の言葉が、彼を突き動かしたのだそうです。

講座参加者は、講師の話を真剣に聞き入っていました。
しかし、堅い話ばかりではなく、時にユーモアを交えて講義を行った山下講師。

「震災は、わすれないこと これだけでも復興支援です」
講義前半部分を、そう締めくくったのが印象的でした。



講義後半は、武里地区における、
近隣自治会を主体とした防災対策事業についての内容でした。

地域の人たちが声を発し、公民館を事務局に地域を巻き込んだ自主防災活動。
今回は、武里地区の子どもたちや自治会が作成した「防災マップ」や、
100円ショップで揃う防災グッズ等を展示しました。



参加した人からは、「参考になることばかり。近所の消火栓の位置を再確認したい」
「さっそく防災用品を買い足しておきたい」等、非常に関心を持たれた様子でした。

内牧と武里の地域性は違えど、武里地区の事例から学ぶことはとても多かったのではないでしょうか。参加者の皆さんには、今回の講座をきっかけに改めて身近な“ぼうさい”を意識してただければ幸いです。
いきいきクラブ連合会長は、閉会の挨拶で「4年前に大きな震災があったばかりなのに、何年か経つと意識が薄れてしまう。忘れたころに、今日のお話は大変身にしみた。」との言葉で締めくくりました。

猛暑の折にもかかわらず、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。