カテゴリ:文化財の保存と活用
【中止】春日部市市制施行20周年記念・第12回春日部市民俗芸能公開事業開催中止のお知らせ
本日、2月8日(日曜日)に開催を予定しておりました、春日部市市制施行20周年記念事業 第12回春日部市民俗芸能公開事業「榎・倉常・不動院野~受け継がれる神楽・囃子~」は、雪による悪天候のため、やむなく中止させていただくこととなりました。
ご参加を楽しみにしていただいておりました皆さまには、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。
▼2月8日(日曜日)午前9時過ぎの正風館玄関前の様子
幸松っ子クラブで「お囃子教室」(第4回)が開催されました
2月2日(月)、幸松小の放課後子ども教室「幸松っ子クラブ」の第4回目が開催されました。このクラブの中の一つ「お囃子教室」では、幸松地区に江戸時代から伝わる市指定無形民俗文化財「不動院野の神楽」を継承する「東不動院野神楽保存会」の皆さんが講師として招かれています。今回は、この講座で使用される道具類を紹介します。
お囃子のリズムを整える締め太鼓と大太鼓
太鼓のリズムを練習する際に使うタイヤ
金属性の皿の中をハンマー(鹿の角)で叩きリズムをつくる鉦。
七本穴の横笛
今回は、総勢8名、前回に引き続き「ニンバ」の太鼓を叩く練習です。前回習った経験のある子は、太鼓から、はじめて体験する子は、タイヤから「テンスクステスク 天ツクツ スク」のでゆっくりとリズムを覚え叩きました。全員が交代で太鼓や締め太鼓を叩き、最後は全員のリズムも次第に整っていきます。
本日は、4回目、今年度最後の「幸松っ子クラブ」です。最後に保存会の方がオカメの面をかぶり登場、参加された皆さんが叩く太鼓のリズムにあわせて、扇子を用いて軽妙な舞を披露しました。参加された皆さんは、突然の登場に大喜びで、「来年度もこの教室に参加したい」といっていました。
春日部市市制施行20周年記念・第12回春日部市民俗芸能公開事業開催のお知らせ
来る2月8日(日)に、正風館(庄和市民センター)にて「春日部市市制施行20周年記念・第12回春日部市民俗芸能公開事業」を開催します。
今年のテーマは
「榎・倉常・不動院野~受け継がれる神楽・囃子~」
です。
春日部市では、埼玉県や市指定の無形民俗文化財(民俗芸能)を、多くの方に広めよう、知ってもらおう、魅力を伝えよう、後継者の育成につなげていただこうという趣旨で、平成24年から公民館の講堂等で公開しています。
民俗芸能は、夏季や秋季に各地の神社の例大祭で公開されるため、一度に複数の団体の演目が見られる機会は大変貴重です!
今回は、「受け継がれる神楽・囃子」をテーマに、「榎の囃子神楽」、「倉常の神楽囃子」、「不動院野の神楽」を公開します!
市指定無形民俗文化財の神楽・囃子をぜひご覧ください
開催日 :令和8年2月8日(日) 13:10~15:40(終演時間は前後する可能性があります)
開催場所:春日部市大衾307番地1
庄和市民センター(正風館) 大ホール
※駐車場に限りがありますので、出来るだけ公共交通機関等をご利用ください。
ご家族、ご友人をお誘い合わせの上、ぜひお越しください。
※当日、積雪が予想されています。積雪の状況により中止となる場合があります。
(当日問い合わせ先:庄和市民センター(正風館) TEL 048-746-6666)
市指定無形民俗文化財「銚子口の獅子舞」が公開されました “Choshiguchi no Shishimai” Open to the Public (City-Designated Intangible Folk Cultural Property)
春日部市の指定無形民俗文化財である「銚子口の獅子舞」は、元禄10年(1697)に現越谷市下間久里より伝承されました。以来、320年以上の長きにわたり、子孫に受け継がれ、今日に至ります。現在は、年に3回(1月、7月、10月)銚子口香取神社にて奉納舞を実施しています。今年も1月18日(日)に新春の例大祭が行われ、獅子舞が公開されました。
▼宮参り
「宮参り」では、天狗を先頭に、獅子や花笠、太鼓や笛の囃子方が列をなし、2つの鳥居をくぐって拝殿の前まで進みます。
▼天狗の舞
「天狗の舞」で、天狗が場を浄めます。
▼出端の舞
▼中の舞
▼三切りの舞
銚子口の獅子舞は、一人立三頭獅子形式で、一人が一つの獅子頭を被り、太夫獅子、中獅子、女獅子の3頭が舞います。「天狗の舞」に続いて、女獅子による「出端の舞」、中獅子による「中の舞」、太夫獅子による「三切りの舞」が披露されました。
近年は特に次世代への民俗芸能の伝承に力を入れており、かつては男性に限られていた舞手も、女性が加わるようになりました。今回の前半の舞は、3頭とも女性の舞手による軽やかで勢いのある舞でした。高校生の舞手も参加されました。
▼弊がかりの舞
最後は男性の舞手に代わり、3頭の獅子による「弊がかりの舞」です。勇壮・雄大な舞で、疫病退散・無病息災を願います。舞の最後には、太夫獅子が幣束を抜き取り、四方の悪魔を切る仕種をして、参列者の厄を祓いました。また、福銭もまかれました。
▼幣束でお祓い
▼福銭をまく
雲一つない穏やかな晴天のもと、神社の境内には地区内外の方が100人以上集まり、獅子舞の奉納を堪能しました。
銚子口獅子舞保存会では、獅子舞に興味のある方からのご連絡をお待ちしています。ご関心のある方は、春日部市文化財課までお気軽にお問い合わせください。
*春日部市の指定文化財をグローバルに発信していくために、ブログの内容を英語でも少し紹介してみます。
Kasukabe City’s designated Intangible Folk Cultural Property, “Choshiguchi no Shishimai”, was transmitted in Genroku10(1697) from Shimomakuri, which is now a part of Koshigaya City. Since then, it has been handed down to successive generations for more than 320 years, continuing to the present day. Today, the dedication dance is performed three times a year (in January, July, and October) at Choshiguchi Katori Shrine. This year, as usual, the New Year’s annual grand festival was held on Sunday, January 18, and the shishimai dedication was opened to the public.
Here is an overview of the general way of Choshiguchi no Shishimai. It is performed in the “hitoridachi santojishi” style: each performer wears a shishi head, and the dance is performed by three shishi roles—the Tayu Jishi, the Naka Jishi, and the Me Jishi. In recent years, a lot of efforts have been made to pass down this folk performing art to the next generation, and performers—once limited to men—now include women as well.
Under calm, cloudless skies, more than 100 people from both within and outside the area gathered at the shrine grounds and enjoyed the dedication of shishimai.
The Choshiguchi Shishimai Preservation Society welcomes inquiries from those interested in shishimai. For further information, please contact the Cultural Properties Section, Kasukabe City.
市指定文化財「赤沼の獅子舞」を伝承する「赤沼民俗文化財保存会」の活動が「プロジェクト未来遺産2025」に登録されました!
このたび、春日部市指定無形民俗文化財である「赤沼の獅子舞」を伝承する「赤沼民俗文化財保存会」の活動が「プロジェクト未来遺産2025」に登録されました。
「プロジェクト未来遺産2025」とは、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が、日本の豊かな文化や自然を100年後の子どもたちに伝えていくことを目指す「未来遺産運動」として行っているもので、地域の文化・自然遺産の継承に取り組む市民の活動を登録しています。今年度は全国から33件の応募があり、5件が登録されました。
赤沼民俗文化財保存会のプロジェクト名は「赤沼の獅子舞を未来へ 農村の文化芸能を伝える繋げる」です。
赤沼の獅子舞は、一人立三頭獅子で、奉納獅子舞と神楽舞が共存する特色があります。享保3年7月(1718)に下間久里(越谷市)から伝授されて以来、豊作や無病息災を祈願して、春と秋の例大祭で奉納されてきました。
伝承約300年の長い歴史の中で、昭和36年(1961)頃には、担い手不足により一時中断してしまいました。しかし、赤沼民俗文化財保存会が中心となり、かつての担い手とともに昭和61年(1991)頃に復活させました。復活の過程で、女性や子どもたちの参加を集い、平成10年(1998)頃から開始した「子ども獅子舞」では、子どもたちだけで獅子舞を披露し、現在は小学生を中心に10名の子どもたちが活躍しています。また、若手の女性の舞手も誕生し、新しい形で伝承が進められています。
詳しくは、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟のホームページをご参照ください。
https://www.unesco.or.jp/future-project/year-2025/34166/
赤沼の獅子舞は、例年7月と10月に赤沼神社で祭礼が行われています。ぜひ現地に足をお運びいただき、地域のみなさんのたゆまぬ努力と情熱によって伝承されてきた、獅子舞と神楽をご覧ください。